このような背景をもとに、日本冷凍空調工業会ではフロン類の大気放出抑制対策として、冷媒漏えい対策と冷媒回収促進に関する具体策の検討を行ってきました。

冷媒漏えい対策

冷媒漏えい対策の主軸として、冷凍空調機器のフロン類漏えい防止対策をガイドラインとして取りまとめ（JRA GL-14）発行しました。

今後はこのガイドラインに規定している業務用冷凍空調機器の漏えい点検制度により、機器稼動時漏えいの低減を図っていきます。

冷媒回収促進

冷媒回収促進としては、冷媒の見える化を実施して機器使用事業者に対する啓発を実施するとともに、JRA GL-14の確実な実施により冷媒の封じ込めを強化、この封じ込めた冷媒を一定技量を有する技術者が確実に回収していくことが重要と考えています。

冷媒の確実な回収と適正処理のため、 一般財団法人 日本冷媒・環境保全機構（略称JRECO）冷媒回収推進・技術センター（略称RRC）では、冷媒回収技術者の育成を行っています。

RRCに関する情報は、以下のサイトでお確認ください。