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No.658 2018年7月

日立ジョンソンコントロールズ空調
ハンク・マーシー副社長(グローバル製品開発担当)
“中国でのマルチ・ブランド戦略による販売拡大”

 2018年4月11日、北京でヨークのVRFの新製品発表会がおこなわれた。JARNは日立ジョンソンコントロールズ空調のハンク・マーシー副社長に中国でのマルチ・ブランド戦略についてインタビューした。
写真:ヨークのVRF事業を説明する日立ジョンソンコントロールズ空調のハンク・マーシー副社長


JARN:なぜ青島海信日立は中国でジョンソンコントロールズ(JCI)のヨークブランドであるVRFとユニタリー・エアコンの販売をおこなうことにしたのか。
ハンク・マーシー副社長:日立ジョンソンコントロールズ空調と海信との合弁会社である青島海信日立は、青島ジョンソンコントロールズ空調を設立し、中国でヨークブランドの直膨製品のマネージメント、製造、および販売をおこなうことにした。青島海信日立と青島ジョンソンコントロールズ空調が中国におけるヨークブランド製品の責任を持つことで、ジョンソンコントロールズ(JCI)と海信の利益を整合させた。我々は市場で勝つことに焦点を当てることができる。中国におけるマルチ・ブランド戦略はユニークであるが、これにより顧客のニーズに応えることができる。

JARN:中長期計画ではマルチ・ブランドの差別化をどのように図っていくのか。
ハンク・マーシー副社長:差別化は詳細に検討している。製品の外見は明らかに異なっている。圧縮機や制御技術の違い、また個々の特長や付随機能などで差別化した製品ができている。例えばヨークはエアハンドリングユニットで長い経験を持っているので、エアハンドリングユニットを直膨式に設計変更することで新しい製品を開発している。

JARN:ヨークブランドの市場における競争力を強化するためにどのような技術サポートをおこなうのか。
ハンク・マーシー副社長:これまで2年間以上にわたって日立ジョンソンコントロールズ空調は多くの技術者を中国へ派遣してきている。また日立ジョンソンコントロールズ空調とジョンソンコントロールズ(JCI)から先端技術や最新技術への投資も増やしている。青島海信日立と一緒になってこれらの技術を市場へ届ける努力をしている。

JARN:販売面でのメリットまたは長所に焦点を当てた場合、日立ジョンソンコントロールズ空調と青島海信日立との連携はあるのか。
ハンク・マーシー副社長:青島海信日立は日立ジョンソンコントロールズ空調と海信との合弁会社である。日立ジョンソンコントロールズ空調が合弁会社に供給するものは強い商品力と技術である。過去2年間、我々は住宅用と業務用のVRFの新シリーズを最新の技術を用いて開発してきた。商品力を強化するために新技術や研究開発にはこれからも投資を続けていく。

JARN:日立ジョンソンコントロールズ空調の事業理念はどのようなものか。
ハンク・マーシー副社長:我々は顧客や市場を理解することを第一に考えている。世界規模での顧客や市場の幅広いニーズに対応した製品開発をしなければならない。これをおこなうには製品開発の仕方も変える。どのような革新が顧客に最も利便を与えるのかを理解し、世界での技術開発力の効果と効率を上げるために努力している。

〔出典:May 25 2018 JARN〕