中国制冷展(CR2017)出展報告

No.650 2017年4月

今回30周年(第28回)の記念展示会となる中国制冷展(CR2017)にHVAC&R JAPAN 2018のPRの為のブースを出展したので報告する。このブース交換は、中国制冷工業会とのバーター契約で2001年から実施しており、毎回HVAC&R JAPANの開催前年の隔年出展となっている。

1.概要

名称:The 28th International Exhibition for Refrigeration, Air-conditioning, Heating and Ventilation,Frozen Food Processing, Packaging and Storage
日程: April 12-14, 2017
場所: Shanghai New Int’l Expo. Centre, China (上海新国際博覧中心)
主催者: CCPIT Beijing(中国国際貿易促進委員会北京市分会)
CAR(中国制冷学会)、CRAA(中国制冷空調工業会)
SSR(上海市制冷学会)、SARI(上海市制冷空調工業会)

上海新国際展示会場
<写真1:展示会場前のホテルから>

2.規模<前回上海開催(CR2015)実績>

 展示会場面積 103,500、展示面積 47,958、出展者1,132社(内海外290社)

来場者54,102名(内海外5,507名)、出展者国数33ヵ国、来場者国数105ヵ国

3.出展分野<今回出展概要より>

ホール名

出展分野

ホールW

Heating Equipment, Renewable Energy and State Pavilions

ホールW2

Air-Conditioning Equipment

ホールW3

Air-Conditioning Equipment, Parts and Component

ホールW4

Air-Conditioning Equipment, Ventilation Equipment and Related Components

ホールW5

Air-Conditioning Equipment, Ventilation Equipment and Related Components, Processing Equipment

ホールE1

Refrigeration Equipment and Cold Storage and Cold-Chain Logistics

ホールE2

Refrigeration Equipment

ホールE3

Refrigeration Equipment and Related Components, Ozone2Climate Technology Road Show

ホールE4

Refrigeration Equipment and Related Components, Demonstration Pavilions for Cold Chain Solutions


4.出展内容およびPR実績等

 W1ホールG12番ブースにて、3m×4m程度のブースを出展。装飾は昭栄美術上海支店が実施。ブース関連出張者は、展示会委員会 小川委員長(日立アプライアンス)、HVAC事務局 石橋(JCD)、木村の計3名。現地通訳者を加えてHVACR JAPAN 2018PR20社程度の他ブース訪問も含む)を行い、持参した英文チラシ150枚、中文チラシ100枚を全て消化し、追加でコピーした中文チラシも30枚以上配布した。結果、出展検討もしくは来場予定の企業担当者と名刺を計60枚交換した。また、トルコのISIBHVAC-R輸出組合?)が10社くらいまとめて出展したいとのことで、ディスカウント条件があれば教えてほしいとの申し入れがあった。また、CRAAの招待により 坪久田会長、武本政審会長、岡田専務が開会式等各イベントに出席。岡田専務は、2日目に開催された“Ozone2Climate Industry Roundtable”にてフロン排出抑制法対応と規制緩和の内容等、日本の最新状況に関する講演を行い、その後熱心な質疑応答等への対応を行った。

日冷工ブース
<写真2:HVAC&R JAPAN PRブース>


5.所感等

 今回の詳細レポートはまだ発表されていないが、おそらく、前回上海での実績と同じ程度の出展者、来場者規模であったと思われる。3日間の開催で来場者5万人超とのことだが、感覚的には最終日はおそらく1万人以下、初日、二日目が2万人超の混雑であったように思われる。実際、最終日の午後はほとんどの出展者が2時くらいには撤収開始していた。また、会場入り口あたりには「撮影禁止」のパネルが掲示されていたが、実態としては、展示物の撮影等は全くフリーであった。セキュリティに関しては入り口で一定以上の大きさのバッグは専用ゲートをくぐらせないと通れないようになっており、少なくとも形式上は、日本の展示会よりも厳しいと感じた。制冷展の出展料金は1平米あたり$210$280とあり、総出展面積が5万平米弱なので、ブース賃貸料収入だけで10百万ドル(11億円)を超え、HVAC&R JAPAN5-6倍規模の展示会(ガイドブックや記念品等への広告収入等を含めるとそれ以上か?)と推定される。


ハイアール<写真3:ハイアールの大型冷凍機展示>


 展示の内容としては、格力やハイアール等に代表される大手企業では今はやりの家用マルチやセントラル方式用の大型冷凍機等が目立っていたが、圧倒的多数の中小規模のブースにおいてもヒートポンプ機器や熱交換器、大型ファン等が多くみられた。低温関係でR290等自然冷媒のPR(格力ではR290家用エアコンの展示もあった)もある一方、R22対応冷凍機の展示なども数多くみられ、或いは、IoTVRの訴求に注力するLGやキヤリア等、拡大する市場への熱気を肌で感じられる展示会でもあった。


GREE<写真4:R290冷媒エアコンの展示(格力)>


 一方、日系メーカーでは、三菱重工業、パナソニック、鷺宮製作所の比較的大きなブースがあったものの、ダイキン工業、三菱電機等の出展はなかった。(上海日立:Highly、東芝:Careerの出展あり)

上海日立<写真5:上海日立(海立)ブース>

(報告:総務部 木村)