HVAC&R JAPAN 2024

HVAC&R アワード

HVAC&R JAPAN 2024に展示される製品・技術・サービス等の中から、「HVAC&Rアワード審査委員会」が、その出展品を生み出した企業理念、事業活動方針、並びにその出展品の展示内容を総合的に審査し、冷凍空調機器産業及び関連産業の健全な発展に寄与すると高く評価できるものを選考いたしました。

表彰式・受賞者プレゼンテーション

日時:2月1日(木)
場所:情報発信コーナー内ステージ
時間:表彰式  14:00~
   プレゼンテーション 14:30~
※諸事情により予定が変更となる場合もあります。予めご了承ください。

製品部門

荏原冷熱システム株式会社/株式会社荏原製作所

名 称
水素焚吸収冷温水機の開発
アピールポイント
低炭素・脱炭素社会実現に向けて、次世代クリーンエネルギーとして期待されている水素を燃料とした世界初の水素焚吸収冷温水機です。水素を燃料とすることで、燃料の燃焼に伴うCO2を排出ゼロとし、全燃焼領域において都市ガス相当の低NOx化を達成しました。都市ガス用の安全装置に加え、水素配管への逆火防止装置を標準装備するとともに、停止中にガス管内が水素と空気の可燃性混合気に満たされないように、不活性ガスを注入する機能を追加するなど、水素用の安全設計がなされています。
https://www.ebara.co.jp/corporate/newsroom/release/company/detail/1215051_1673.html

ダイキン工業株式会社

名 称
外気処理換気システム『Saravia』
アピールポイント
「Saravia(サラビア)」はZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)向けに開発した製品。
ヒートポンプ熱交換器を一体化した外気処理機能を有しており、換気の際に高温・高湿の外気を宅内に取り込む前段階で効率良く除湿・温度調整することができ、換気による温湿度の変化を抑え、快適性を保つことができる。
これらの性能・機能が2022年度省エネ大賞の製品・ビジネスモデル部門で最高位の“経済産業大臣賞”を受賞した。

ソリューション・サービス部門

株式会社イチネンTASCO

名 称
可燃性(A3)冷媒採用機器からの簡易回収システム
アピールポイント
可燃性(A3)冷媒は修理や廃棄時に機器から安全に屋外排出する事が必要だが、特に機器を簡単に屋外に持ち出せない、かつ近くに窓が無いビルの地下等では安全に冷媒を排出できなかった。これらの課題を安全にクリアし、GWPの小さな冷媒へ転換・普及を後押しするシステム。

三菱重工サーマルシステムズ株式会社

名 称
産業用ヒートポンプによる工場脱ボイラの取り組み
アピールポイント
本取組は、工場の生産設備熱源を自社製の産業用ヒートポンプに転換し、省エネと工場の脱蒸気ボイラを達成した7年にわたる活動です。
取り組みにおいては、単に熱源を置き換えるだけでなく、あえて複数の手法を試行して運転データを測定することにより、熱源容量や熱交換器の選定、応用策である冷排風の空調利用などに資する知見を取得しました。
省エネ成果も、熱源使用設備においてはCO2排出量約40%削減を実現しています。
今回のサーマルソリューションをワンパッケージとして、同様の工場への営業活動をしていきます。

パーツ・デバイス・工法・その他部門

株式会社鷺宮製作所

名 称
HSK形圧力センサ
アピールポイント
カーボンフリー社会実現が求められる中、温暖化係数GWPの低いCO2冷媒に対応した汎用性の高い高精度圧力センサを開発しました。

CO2冷媒は低GWP冷媒であるものの超高圧で使用されるため高い安全性が必要です。
また、ヒートポンプ給湯や冷凍冷蔵など様々な温度帯で使用される冷媒であるため、高温から低温まで広温度域への対応が必要です。更に、環境性、経済性の観点から高効率システム運転が求められる中、圧力センサへの高精度化が求められます。
HSK形圧力センサは高い安全性、広範囲の温度対応、高い精度、汎用性を実現した製品です。

ダイキン工業株式会社

名 称
耐震振れ止め金具
アピールポイント
東日本大震災以降、建設設備に対しては耐震施工が施されるようになったが、天吊形空調機に用いられる全ねじボルトを用いた耐震施工方法は時間がかかることが課題となっていた。
『耐震振れ止め金具』は業界初 空調機メーカーが開発した商品で、全ねじボルトを使わない新構造を採用することで、従来施工時間に比べて50%以上短縮し、東日本大震災の150%の地震波にも耐えることが出来る。
施工性・耐震性の両面から安心してご使用いただける商品である。