機関誌「冷凍と空調」 / 2002.2 (NO.489)

海外短信

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依然として SEER 論争続く

 アメリカのエアーコンディショナとヒートポンプに対する最低エネルギー効率論争は昨年末になっても依然として納まらず,かえって熾烈さを増すばかりとなっている。
 この改正に対して ARI やメーカー,コントラクタ,ユーティリティ会社,政府機関,この問題に興味を抱く市民グループ等から昨年10月19日までに正式なコメントがエネルギー省(DOE)に提出されており,実施は5年後の2006年とされている。現段階は合衆国法によりDOEが経済的に正当とされる効率レベルを選択することになっている。

[Air Conditioning,Hearting and Refrigeration NEWS November 19]


ASHRAE ビルディング・エネルギー基準を改定

 ASHRAE では“低層住宅用ビルを除くビルディングに対するエネルギー基準”ANSI/ASHRAE/IESNA 90.1 を改定し,2001版を公表することになった。
 今回の改定にあたっては,一般から「ビルに対する継続的なメンテナンス」の必要性を訴えられた結果が追加された他に,34もの項目が追加されている。この基準は目下のところ,3年毎に全基準を刊行するスケジュールに合わせて発行の準備に入っている。
 この案は一旦承認されると各種の付録,正誤表,翻訳等と共にウェブサイトに無料でダウンロードされることになっている。

[Air Conditioning,Hearting and Refrigeration NEWS November 26]


ネッスル,自然冷媒に全面転換

 食品業界の大手ネッスルでは多数の業務用冷凍機を使用している。同社ではオゾン層破壊や地球温暖化問題から自然冷媒の重要性を理解し,これらの冷媒について優れた技術を持っている特定のメーカーと共同して導入を図っていく方針を定めた。
 ネッスルの技術者は,食品処理設備にアンモニアと炭酸ガスを組合わせたカスケード・システムがプラントの安全性と効率改善を可能にし,環境問題や社会に対する責任を果たすことができることを見出した。そこで1997年以来炭酸ガス冷凍の復活に向けて努力を重ね,炭酸ガス/アンモニア・カスケードシステムとしては過去50年間で最大規模のシステムを今年稼働することになった。しかし,ネッスルは工業用冷凍機の専門メーカーではないので,自然冷媒システムを実現しようとするメーカーに技術支援,設備,システムを提供するという形で援助していくことを決めた。目下,積極的に共同してこのゴールを達成しようとするパートナーを探し求めている。

[RAC―REFRIGERATION AND AIR CONDITIONING December]


需要に応えてチラーに技術革新

 ヨーロッパの工業用冷凍市場では,いくつかの新しい技術開発がなされ注目を集めている。そのいくつかを紹介しよう。

[RAC―REFRIGERATION AND AIR CONDITIONING December]

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