機関誌「冷凍と空調」 / 2002.3 (NO.490)

資料紹介

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最終エネルギー消費,2年連続の記録更新
2000年度におけるエネルギー需給実績

 

 経済産業省・資源エネルギー庁は1月31日,2000年度のエネルギー需給実績(速報)を発表しました。それによると,景気の部分的回復により最終エネルギー消費は前年度比0.8%増の15,703PJ(ペタジュール)と,99年度に引き続き過去最高を記録しました。また,二酸化炭素排出量も前年度比1.1%増となりました。
 ここでは発表文の全文を紹介します。
(編集係)

 

○需給実績のポイント

. 最終エネルギー消費
(1)

最終エネルギー消費は,15,703PJと対前年度比+0.8%の増加となり,景気の部分的回復により,99年度に引き続き過去最高を記録。

(2) 部門別動向
<1> 産業部門 +1.4%増加
景気の部分的回復等により鉱工業生産活動が活発化,99年度から+1.4%増加。
<2> 民生部門 +2.5%増加
[家庭] 冬季が厳冬であったことから,暖房用需要を中心に石油製品,都市ガス,電力ともに顕著な増加を示し,+3.9%増加。
[業務] 景気の部分的回復により都市ガス,電力が増加を示し,+1.0%の増加。
<3> 運輸部門 ▲2.0%減少
[乗用車] 自家用乗用車普及台数が堅調に増加しエネルギー消費は+0.2%増加。
[貨物等] タクシー,鉄道等公共輸送機関の利用減,輸送効率の高い営業用トラックによる輸送の増加等から,▲4.7%の減少。

2. 一次エネルギー供給
(1) 一次エネルギー総供給は,23,385PJと対前年度比+1.8%の増加。輸出,在庫変動調整後の一次エネルギー国内供給は対前年度比+0.2%の増加。
(2) エネルギー源別では,電子部門の需要増加に伴い石炭及び天然ガスが対前年度比5%以上と大きく増加。
石油は若干増加したものの総供給に占める石油依存度は51.8%に低下。
原子力,水力・地熱はほぼ横這い,新エネルギー等は微増となった。

3. エネルギー起源の二酸化炭素排出量
2000年度エネルギー需給実績(速報)より試算したエネルギー起源の二酸化炭素排出量は,1,159.7百万トン(炭素換算では316.3百万トン),対前年度比+1.1%の増加となった(90年度比:10.2%増)。

 

《部門別最終エネルギー消費の推移》

単位:10^15J
年  度 90 96 97 98 99 2000 00/90
最終エネルギー消費 13,516
15,212
(1.3)
15,329
(0.8)
15,195
(▲ 0.9)
15,574
(2.5)
15,703
(0.8)
16.2
  産業部門 7,098
7,543
(1.3)
7,570
(0.4)
7,372
(▲ 2.6)
7,634
(3.5)
7,740
(1.4)
9.1
  民生部門 3,304
3,948
(0.0)
3,983
(0.9)
4,002
(0.5)
4,062
(1.5)
4,164
(2.5)
26.0
    家庭部門
 
    業務部門
 
1,796
1,507
2,143
(▲ 0.0)
1,805
(0.1)
2,139
(▲ 0.2)
1,843
(2.1)
2,099
(▲ 1.9)
1,903
(3.2)
2,145
(2.2)
1,917
(0.8)
2,228
(3.9)
1,936
(1.0)
24. 0
 
28.4
 
  運輸部門 3,114
3,722
(2.6)
3,777
(1.5)
3,820
(1.1)
3,878
(1.5)
3,799
(▲ 2.0)
22.0
    乗用車部門
 
    貨物等部門
 
1,485
1,629
1,955
(3.4)
1,767
(1.8)
2,006
(2.6)
1,771
(0.2)
2,050
(2.2)
1,770
(▲ 0.0)
2,099
(2.4)
1,779
(0.5)
2,103
(0.2)
1,696
(▲ 4.7)
41.6
  
4.1
  
    旅客部門
 
    貨物部門
 
1,855
1,259
2,346
(3.4)
1,377
(1.3)
2,406
(2.6)
1,371
(▲ 0.4)
2,448
(1.8)
1,372
(0.1)
2,493
(1.8)
1,385
(0.9)
2,454
(▲ 1.6)
1,345
(▲ 2.8)
32.3
 
6.8
 
(注1)( )内は対前年度比増減(%) 
(注2)産業部門には非エネルギー用途消費を含む。
(出所)総合エネルギー統計エネルギーバランス表

 

《一次エネルギー総供給のエネルギー源別推移(速報)》

(単位:供給計は10^15J ,その他:%)
年  度 90 96 97 98 99 2000 00/90
一次エネルギー供給
(総供給)
20,357
23,118
(1.5)
23,392
(1.2)
22,810
(▲ 2.5)
22,968
(0.7)
23,385
(1.8)
14.9
一次エネルギー―国内供給 19,518
22,188
(1.8)
22,414
(1.0)
21,992
(▲ 1.9)
22,362
(1.7)
22,396
(0.2)
14.8
  化石エネルギー
  (総供給)
17,313 19,191
(1.3)
19,190
(▲ 0.0)
18,483
(▲ 3.7)
18,851
(2.0)
19,374
(2.8)
11.9
    石   油
 
    石   炭
 
    天然ガス
 
11,870
 
3,380
 
2,063
  
12,758
(0.4)
3,794
(0.8)
2,638
(7.0)
12,535
(▲ 1.7)
3,949
(4.1)
2,706
(2.6)
11,942
(▲ 4.7)
3,737
(▲ 5.4)
2,804
(3.6)
11,941
(▲ 0.0)
3,990
(6.8)
2,920
(4.1)
12,106
(1.4)
4,195
(5.1)
3,072
(5.2)
2.0
   
24.1
   
48.9
   
  非化石エネルギー
  (総供給)
3,044 3,927
(2.5)
4,202
(7.0)
4,327
(3.0)
4,117
(▲ 4.8)
4,011
(▲ 2.6)
31.8
    原 子 力
   
    水力・地熱
 
    新エネルギー等
 
1,905
 
878
 
261
 
2,846
(3.8)
819
(▲ 1.3)
262
(1.5)
3,006
(5.6)
923
(12.7)
273
(4.3)
3,130
(4.1)
941
(2.0)
256
(▲ 6.2)
2,982
(▲ 4.7)
874
(▲ 7.1)
261
(2.1)
2,898
(▲ 2.8)
846
(▲ 3.2)
267
(2.1)
52.1
   
▲ 3.6
 
2.3
   
(注1) ( )内は対前年度比増減。
(注2) 原子力,水力・地熱等については,火力発電効率の向上のため
      電力の一次エネルギー換算の値が▲ 4.5%減少した影響に注意。
      実際の発電電力量は原子力+1.7%,水力・地熱+1.5%である。
(出所) 総合エネルギー統計エネルギーバランス表

 

《エネルギー起源の二酸化炭素排出量推移》

(単位:供給計は10^15J ,その他:%)
年  度 90 96 97 98 99 2000 00/90
エネルギー起源 CO2
(百万 t-CO2
1052.8
1153.7
(1.3)
1150.8
(▲ 0.3)
1109.5
(▲ 3.6)
1147.7
(3.4)
1159.7
(1.1)
10.2
 
炭素換算排出量
(百万 t-C)
287.1
314.6
(1.3)
313.8
(▲ 0.3)
302.6
(▲ 3.6)
313.0
(3.4)
316.3
(1.1)
10.2
 
人口当 CO2 排出
(t-CO2 /人)
8.52
9.17
(1.1)
9.12
(▲ 0.5)
8.77
(▲ 3.8)
9.06
(3.3)
9.13
(0.8)
7.2
 
GDP 当 CO2 排出
(t-CO2 /百万円)
2.24
2.22
(▲ 2.0)
2.21
(▲ 0.5)
2.15
(▲ 2.8)
2.18
(1.5)
2.16
(▲ 0.6)
▲ 3.4
 
(参考)              
人口(万人) 12,361
12,586
(0.2)
12,617
(0.2)
12,649
(0.3)
12,669
(0.2)
12,704
(0.3)
2.8
 
GDP(兆円) 469.8
520.1
(3.4)
521.3
(0.2)
517.2
(▲ 0.8)
527.0
(1.9)
535.7
(1.7)
14.0
 
(注)人口:総務省,各年度 10 月1日現在の値
   国内総生産(GDP):内閣府

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