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欧州冷凍業界にも不健全経営
アメリカ企業のエンロンの倒産,ワールド・コムの不正経営が明るみに出たことを契機に,英国の市場調査会社が冷凍関係の会社の業績について行った調査結果を発表している。
それによると,調査対象のうち71社が,野心的な経営者がマーケット・シェア拡大を狙ってハイリスクな経営を行った結果,巨額の負債を負っていることが判明した。これらの会社では,年間のマーケット・シェアは18%も伸ばしているが平均の利潤は1.1%程度で,その中の28社は赤字決算となっている。
これとは逆に,52社の場合は現在は利益を上げているが,そのうち20社では,平均のマーケット・シェアを2年間で10%以上も減らしている。
[RAC―REFRIGERATION AND AIR CONDITIONING AUGUST]
英国議会でのやり取りで,政府保有の建物に対するHFC冷媒の使用に対する見解の不統一さが暴露されてしまった。これまでに発表されている方針では,環境に優しい代替ハイドロフロロカーボン冷媒を可能な限り使用することになっている。
これに対するジョナサン・セイード議員の質問に答えてブレアー首相は「昨年度行われたダウニング街10番地の建物の改修においては,現在ヨーロッパで認められているHFC冷媒の使用に関する基準を遵守している」と述べたが,他の議員の質問に対して副首相スポークスマンからは「クイーン・エリザベスII世コンファレンス・センタでは多数の専門家のコンサルの結果,CFCチラーの代替にアンモニアのシステムが選ばれた」と報告された。さらに,クイーン・アン・ゲート50にある建物については,未だに安全で技術的に可能で,環境に優しくコスト・エフェクティブなソリューションが得られていないと述べている。
[RAC―REFRIGERATION AND AIRCONDITIONING AUGUST]
ARIの発表によると,6月のセントラルエアコンと空気熱源ヒートポンプの工場出荷台数は879,873台を記録し,前年同期を1%上回った。このうちヒートポンプは,対前年比9%減の165,178台であった。これにより両者合計の前半6か月の出荷台数は,前年度の記録を5%上回ったことになる。
[Air Conditioning,Hearting and Refrigeration NEWS August 12]
アメリカ空調業界は,8月9日にセントラルエアコンの通算生産台数が1億3000万台を記録したことを記念して,ニューヨーク証券取引所で記念式典を開催し,ここに上場している会員企業の代表達が取引所のベルを鳴らし,達成を祝った。
ARIのダニエル・W・ホルムズJr会長は「1953年にこの組織が設立されて以来,本日までに1億3000万台の住宅用及び軽業務用エアコンを生産するという快挙を達成した。空調及び冷凍業界はアメリカの住環境に快適さをもたらし,人々の生産性を高めると共に,世界各地の人々に安全で新鮮な食品を供給するという貢献をして来た」とその成果を謳い上げていた。
[Air Conditioning,Hearting and Refrigeration NEWS August 19]
アメリカ・エネルギー省は,太陽光発電の設置に関する経済性を州別に評価する調査研究に基金を提供し,その結果を発表している。この研究では,各州毎にその代表的な電力コスト,奨励制度,太陽光資源の状況等を考慮して算出されている。この調査で最高位にランクされたのはニューヨーク州で,1kWの発電に見合う投資額は13,556ドルで,この評価は機器の耐用年数全般にわたって期待できるとしている。
[Air Conditioning,Hearting and Refrigeration NEWS August 19]
サンフランシスコのエネルギー基金は,自己が放出するグリーンハウスガスの全量に相当する削減権をボンネビル環境基金(BEF)から購入することになったと発表した。これらの削減は,北西太平洋地区に設けられた太陽光発電や同基金によるエネルギー効率の改善,再利用資源の活用等を達成したことによっている。これらの活動は,アメリカ全体で年間540トンのCO2ガスを抑制したことになる。この購入のためのコストはCO2ガス1トン当たり23ドルで,年間では11,600ドルに相当する。
[Air Conditioning,Hearting and Refrigeration NEWS August 19]