機関誌「冷凍と空調」 / 2003.1 (NO.500)

資料紹介

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平成13年度のCFC回収調査結果

 

 環境省と経済産業省は共同で,機器が廃棄される際の冷媒用CFCの平成13年度の回収等についての調査を行い,その結果を昨年12月19日に発表しました。発表文を抜粋して紹介します。

平成13年度冷媒CFC回収等に関する調査結果について

平成14年12月19日
環境省

<概要>
 今般,冷媒用CFC含有機器が廃棄される際のCFCの回収等の平成13年度における実態について,環境省及び経済産業省が共同で調査を行った。その結果は以下のとおりである。

(1)  業務用冷凍空調機器からの平成13年度におけるCFC(クロロフルオロカーボン)の回収量は,約692トン,カーエアコンからのCFCの破壊量は,約129トンであった。
 また,推計廃棄時残存量と比較した回収率(カーエアコンについては,破壊率)は,業務用冷凍空調機器約61%,カーエアコン約10%であった。
(2)

フロン破壊処理施設60施設における平成13年度のフロン破壊処理量は1,839トンであった。
 平成13年度のCFC回収は,関係者の自主的取組によるものであるが,「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律(フロン回収破壊法)」が業務用冷凍空調機器について平成14年4月から,カーエアコンについて平成14年10月から施行され,機器の廃棄時のフロン回収が義務付けられた。
 環境省では,同法に基づき,今後ともフロンの回収・破壊の取組をさらに推進していくこととしている。



平成13年度の冷媒用特定フロン(CFC)回収等に関する調査結果

(経済産業省同時発表)

 環境省では,平成13年度の冷媒用特定フロン含有機器が廃棄される場合のフロン回収状況等について,経済産業省と共同で調査を行ったところであり,その結果は以下のとおり。

I.調査方法
<略>

II.調査結果
 業務用冷凍空調機器,カーエアコンについて,それぞれの平成13年度分の調査結果(まとめ)は表1のとおり。

1. 業務用冷凍空調機器
(1)  回収・破壊に関する流れ
 <略>
(2)  CFC回収実績の調査結果【平成13年度(平成13年4月から平成14年3月)】(表2参照)
(3)  年間廃棄時残存量の推計
 機器の廃棄台数を推計し,さらに機器の平均充填量から,平成13年度における廃棄残存量を推計した結果は約1.138トン
(4)

 回収率の推計
 (2)及び(3)から回収率を推計すると
 692.1 トン÷ 1138 トン≒ 61 %

 

2.カーエアコン
(1)  回収・破壊に関する流れ
 <略>
(2)  CFC回収・破壊実績の調査結果【平成13年度(平成13年4月から平成14年3月)】(表3参照)
(3)  年間廃棄時残存量の推計
 解体処理された車両台数を推計し,さらに CFC12使用エアコンを装着している車両の台数を推計→2,858,447台
 上記結果から,充填量,使用時漏洩率等を加味して平成13年度における廃棄時残存量を推計した結果は,約1,352トン
(4)

 破壊率の推計
 (2)及び(3)から破壊率を推計すると,
 129.3トン÷ 1,352トン≒10%

 


表1 各機器ごとの調査結果(まとめ)一覧
対象機器 業務用冷凍空調機器 カーエアコン※1
(1)CFC回収実績合計量
約692トン
約129トン
【破壊実績】
(2)推定廃棄時残存量
約1,138
約1,352トン
(3)推定回収率※2
約61%
約10%
【破壊率】
※1   カーエアコンの場合は破壊率のデータを示しているが,最近の補充用CFC冷媒の品薄感から,回収後,破壊せずに再利用に回すケースが増えており,回収率自体はこれより大きいと推定される。
※2   「(3)推定回収率」は,調査した範囲での「(1)回収実績合計量」を機器廃棄台数等から推計した「(2)推定廃棄時残存量」で除したもの。

表2 CFC実績調査結果
機器メーカー事業者団体
((社)日本冷凍空調工業会)による調査での回収実績
約497.5トン
機器設置工事業者の事業者団体
((社)日本冷凍空調設備工業連合会)による調査での回収実績
約170.3トン
飲料用自動販売機ユーザー
(清涼飲料製造者大手33社)のアンケートによる調査での回収実績
約9.7トン
フロン回収等推進協議会の回収実績(調査した範囲の合計)※ 約10.1トン
上記以外で独自に回収を実施している者による回収実績
(調査した範囲の合計)
約4.5トン
調査した範囲での回収実績の合計 約692.1トン
※事業者団体回収実績との重複分を除いた量。

表3 CFC回収・破壊実績の調査結果
自動車業界システムによる破壊実績 約80トン
フロン回収等推進協議会,地方自治体等の破壊実績
(調査した範囲の合計)※
約16.7トン
上記以外で独自に回収を実施している者(第三ルート)による
破壊実績(調査した範囲の合計)
約32.6トン
調査した範囲での破壊実績の合計 約129.3トン
※他のルートの破壊実績との重複分を除いた量。

 


【参考1】平成13年度破壊処理施設における破壊処理量

1.調査方法

 破壊処理施設等に調査票を送付・回収(全国 60 施設)。

2.調査結果

 調査結果(まとめ)は表4のとおり。

表4 破壊処理量の調査結果(まとめ)一覧
CFC 約639トン
HCFC 約1,116トン
HFC 約81トン
その他 約3トン
合 計 約1,839トン
主なフロンの破壊処理量
CFC11
約331トン
CFC12
約281トン
R502
約24トン
HCFC22
約1,099トン
HFC134a
約44トン
※混合冷媒は混合比率により按分している。
※破壊処理量には,家庭用冷蔵庫や家庭用エアコンから回収されたフロンの処理量も含まれる。

 


【参考2】冷媒用 HCFC,HFC等の回収量について

 以下の集計は,平成13年度分の回収実態調査において,CFCの回収量に併せて,関係者から HCFCやHFC等について回収実績が報告されたもののみを仮集計したものである。

(業務用冷凍空調機器)
 機器メーカーによる回収実績
 機器メーカーの事業者団体である(社)日本冷凍空調工業会による調査での回収実績としては,約635トン
 機器設置工事業者による回収実績
 機器設置工事業者の事業者団体である(社)日本冷凍空調設備工業連合会による調査での回収実績としては,約548トン
 フロン回収等推進協議会の回収実績※
 フロン回収等推進協議会による回収実績としては,約74トン
  ※事業者団体回収実績との重複分を除いた量
 上記以外で独自に回収を実施している者による回収実績(調査した範囲の合計)
 上記以外で独自に回収を実施している者による回収実績としては約11トン

 上記の回収実績の合計(HCFC及びHFC)は,約1,268トン

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