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圧縮機利用に代わるクール・チップ技術開発へ
クール・チップスplcでは,在来の圧縮機利用のシステムに比べて画期的なエネルギー変換装置の製造方法に関する特許を取得したと発表している。同社が開発したクール・チップ技術を用いると,在来の蒸気圧縮方式では得られなかったような冷却効率を得ることができるという。
今回開発された装置は,二つの電極の間隔をナノ単位(10億分の1m)に保つことに成功したもので,この特許はこのような精密ダイオードの製作に関するものである。
クール・チップ自体は薄いウェファ・ディスクであるが,一次冷却メカニズムとして量子機械電子トンネルを形成することによって,冷却効果を作り出すことを応用したものである。
クール・チップはナノ技術革新から得られた最初の変換技術の一つである。この装置は効率が画期的であるばかりでなく,従来型の蒸気圧縮式のシステムと比較して重量,大きさ共に約10%小さくすることができる。
このクール・チップはどのような形状にも成形できるので,いかなる熱負荷にも対応することができる。
同社では更にコンパクト化と製造技術の改良に努め,将来は業務用製品にまで高めることを計画している。
[RAC―REFRIGERATION AND AIR CONDITIONING SEPTEMBER]
イギリスでは,冷媒や発泡ガスの除去にはライセンスを取得することが義務付けられている。この規制により,廃棄冷蔵庫が山積みになって問題になっている。
マンチェスタにあるブリタニア輸出入会社では未処理の冷蔵庫15万台を抱え,同地区の環境管理事務所から60日以内に8カ所全部の廃棄場からの撤退を命じられ,もしできない場合には5000ポンドの罰金を処せられることになった。
ライセンスを取得するには会社の経営状況,現場での規則及び抽出計画を提出することが求められている。
同じように2カ所で年間17万台を処理しているウエスト・リサイクル・グループのサンディ代表は,この問題に対して「政府は新しい規制を実施に移すのが非常に下手だ。常に実施に当たってはEUの規制に従うばかりで,実施に際しての直接のガイドラインを我々に示すのが遅れる」と,苦情を申し立てている。
[RAC―REFRIGERATION AND AIR CONDITIONING OCTOBER]
イギリスの調査会社BSRIAは,最近行った世界のエアコン需要に関する調査結果を発表している。それによると,現在の世界全体の空調市場の規模は340億ドルに達しているが,今後更に年間4%の伸びを示し,2004年には390億ドルに達すると見ている。このうち最も伸びが大きいのが,南ヨーロッパと東アジアである。
南ヨーロッパでは漸くエアコンディショニングの良さに目覚め市場が拡大しているが,その主力は日本,韓国,タイ(主にOEM供給),それに急伸する中国が得意とするミニ・スプリット型である。インドは軍事問題を抱え昨年はわずかな伸びに止まっていたが,来年は再び成長に転ずることが期待されている。
《製品別の動向》
[RAC―REFRIGERATION AND AIR CONDITIONING OCTOBER]