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ハネウエル,R-125製造プラントを稼動
ハネウエルはルイジアナ州ゲイスマーに世界最大のHFC-125の製造施設を完成したと発表した。R-125はHFC代替混合冷媒のR-410A,-407C,-404A,-507等を構成する重要な冷媒で,将来CFCやHCFCが使用禁止となる際には住宅・業務用空調,冷凍用の代替冷媒として重要な地位を占めるものである。
このプラントは総工費1億ドルで施設は8階建て,鉄骨フレーム構造のモジュールを組み合わせたタワー構造となっている。基礎モジュールは14フィート×14フィートの大きさで合計44個でタワーを構成している。タワー内には蒸留用の配管が走り,その総延長は約40マイル,配線やケーブルは約200マイル,使用されている計器類の数は5000個以上にのぼる。
同社では同時にHCFC-141bの代替となるHFC-245faの製造プラントも建設したため,工費の総額は2億ドルに収めることができたという。
[Air Conditioning,Heartingand Refrigeration NEWS May26]
5月8日,オクラホマシティを襲った巨大なトルネードは同地に甚大な被害をもたらした。この地に本拠を置く圧縮機用交換部品の製造メーカーのCMP社も大きな被害を受け,製造施設や在庫部品は言うに及ばず,管理オフィスも倒壊してしまったが,幸いにして従業員に死傷者はなかった。
経営陣は直ちに災害復旧体制を整え,従業員,経営者が一体となって復旧活動に努めた。瓦礫を片付ける一方で,被害を受けなかった部品を選別し顧客への供給不能期間をできるだけ短縮するよう努めた結果,被害を受けてから7日後には顧客向けの供給を再開することができた。
[Air Conditioning,Heartingand Refrigeration NEWS June2]
ARIの発表では4月のセントラルエアコンと空気熱源ヒートポンプの工場出荷台数は642,560台に止まり,対前年同月比−9%となった。この結果,本年初めからの4か月間の出荷台数も対前年同期比−1%となった。
[Air Conditioning,Heartingand Refrigeration NEWS June9]
住宅用エアコンディショニングの普及による影響は北欧においても注目を集めている。このような中で,太陽熱を利用した空調システムの可能性についての検討がなされ始めている。
今年6月にドイツのフライブルグで開催された太陽熱利用のエアコンディショニングの概念に関するフォーラムにおいて各種のアプローチについて披露されている。その一つはノッティンガム大学のSaffaRiffat教授が設計しビーコン・エネルギー社に設置されたシステムである。この装置では太陽熱集熱器で圧力水を110℃まで加熱し,熱交換器において負圧に保たれた低温水を24〜34℃で蒸発させる。ここで蒸発した水蒸気は圧縮されてエジェクターに送られる。ここを音速の2倍の速さで通過,膨張することによって自らを約4℃まで冷却し,二次熱交換器でビル内を循環する空気を冷却する。凝縮した水蒸気は一次熱交換器に戻され,サイクルが繰り返される。このシステムには駆動部分が一切なく,金属を使用するものは熱交換器のみであるので,非常に低コストで製造でき,運転費も不要という利点を持っている。因みに最初の試作機のCOPは0.35である。水を冷媒とする場合は−1℃まで運転温度を下げることができるが,炭化水素系冷媒を使用するサブゼロの運転も可能である。
さらに,大型の応用製品としては太陽熱利用の吸着システムが上げられる。高温多湿の外気を接触面積を増大させるために小さな空気流路で構成した吸着ホイールを通して流す。このホイールはシリカゲルのような吸着剤に浸されているので通過する空気から水分を吸着・脱湿する。発生した吸着熱により温度が上昇した乾燥空気は回転式の熱交換器や蒸発式加湿器で冷却され室内へ送られる。
冷却を終えた室内からの戻り空気は太陽熱交換器でさらに温められ,吸着ホイールに送られる。ここで水分を吸着したシリカゲルを加熱し水分を蒸発させ再び吸着能力を回復しサイクルが繰り返される。
[RAC―REFRIGERATION AND AIR CONDITIONING June]