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ASHRAE基金拡大キャンペーン
ASHRAEはネットワーク知識の拡充を図るために基金枠を拡大することとし,2005年冬季大会からキャンペーンを開始した。このキャンペーンは,冷凍空調関連の専門家達が来るべき将来に備え,必要となる技術を習得するための教育用プログラム開発への資金援助を行うことを目的としている。
既にキヤリアから50万ドル,トレーンからも30万ドルの提供の申込みがあったと発表された。上記の2社の他にも次の各社も,提供の申込みをしている。
- デュポン:17.5万ドル
- ハネウエル,ジョンソン・コントロールズ,ヨーク,リーム:各10万ドル
- エマーソン/コープランド:7.5万ドル
- ダンフォス:5万ドル
現在までの増額分は総計146.5万ドルで,委員会側では500万ドルを最終目標に掲げている。
[Air Conditioning, Heating and Refrigeration News Feb.
28]
全世界の業務用冷凍設備の需要,2008年には258億ドルに
フリードニアグループは最近の調査結果から,世界全体の業務用冷凍設備の需要は年率5.3%(価格上昇分を含む)の伸びとなり,2008年には258億ドルに達すると発表した。1998−2003年の5年間と比べ,東ヨーロッパを含む発展途上国の状況変化が大きく貢献し,大きな伸びを示している。
特に,南米,アジア,大洋州で,急激な人口増加や生活環境の改善の結果,冷凍食品,飲料の流通業界やレストラン等での冷凍設備の需要の拡大が目立っている。中でも際立っているのは中国で,10%近い伸びを記録するものとみられている。中南米では,長く続いた不況から脱したメキシコ,アルゼンチンが好調である。先進国では業務用冷凍設備は飽和状態にあるが,アメリカでは劇的な発展が予測され,またこのところ低調な日本,西欧でも次第に回復すると予測している。
[Air Conditioning, Heating and Refrigeration News March
7]
ASHRAE,換気基準の改定を発表
ASHRAEは「低層階及び高層階用建物の換気と室内空気の質IAQ」に関するASHRAE規格62.2-2004を改定すると発表した。
これまでの基準では,IAQを適合させるために一定量の換気率を規定してきた。しかし一般の住宅では,定常な換気ではなく様々な方式が採られているため,換気パターンを効果的に定める数式を開発している。その他では,燃焼装置のバックドラフト試験を削除する。これまでの試験は家が完成した後でしか行えず,建築の最終段階で調整を行わなければならず,不評を買っていた。今回これを削除し,自然ドラフト燃焼設備を設置したときに最高15cfm/100ft2の換気量を規定するに止めている。
追補62tでは,脱湿用コイルで生成される凝縮水の適切な処理が規定されている。これは,濡れ面に生じる有害な微生物が空気の流れに乗って居住空間へ運ばれることを防止することを目的としている。ドレンパンからの完全なドレン処理,ドレン配管のシール,フィンチューブコイルの容易な清掃法,供給空気系に必要な乱流を生じさせる設備の具備等が規定されている。
追補62xでは微生物の発生に起因するIAQ問題を減らすため,建築躯体の構成要素を規定している。また,機械冷却システムは,対応空間の相対湿度が設計露点温度で65%以下になるような能力を備えなければならないとされている。さらに,脱湿時に建物内が負圧になって有害な微生物が侵入して来ないように,機械的な取入れ空気量を排気量以下にすることが義務づけられている。
追補62rでは,粒子ろ過について規定している。外気が多量の粒子により汚染されている地域では,外気ろ過装置の設置が義務づけられる。コイル等の濡れ面を持つ設備では,その上流にMERV-6以上のフィルタの設置が義務づけられている。
追補62oでは,最低換気回数が規定されている。基準によるVRP計算に用いられる最低換気回数算出表は禁煙区域についてのみ適用できる。また,最近禁煙の効果が現れてきたことから,バー,カクテルラウンジ等に対する最低換気回数が減らされている。一方,喫煙区域についてはより多くの換気回数が求められ,汚染物質の除去のため,より高度の空気清浄が要求されることもある。
汚染物質の許容含有量について規定した追補62yでは,喫煙区域内のシステムについて,ゾーン間の汚染物質の許容含有量を規定している。
追補62uでは,負荷状況における最低空気量について規定している。ここでは,様々な負荷状況における必要最低空気量を定めている。VAVシステムは一次空気量とは関係なく,適切な換気が行えるよう設計されなければならないとされている。
追補62vでは,空気分配システムが,居住空間に適切な量の外気を供給することを義務づけている。プレナムにおいて循環空気と外気を混合させているシステムでは,特に慎重な取組みが求められる。
カリフォルニア,テキサス等で見られる高濃度のオゾンに汚染された空気の処理については,追補62zで規定している。
外気取入口の位置と汚染物質流入防止のための諸方策について,追補 62aaで規定されている。
[Air Conditioning, Heating and Refrigeration News March
21]
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