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アメリカでエアコンの出荷好調,第1四半期前年の記録を更新
アメリカのユニタリー型エアコンディショナとヒートポンプの工場出荷台数は,今年も好調さを持続し,第1四半期には対前年比5%増となり,166万7520台という新記録を達成した。
ARIの発表によると,セントラルエアコンと空気熱源ヒートポンプの3月度の工場出荷台数の合計は78万407台で,対前年同期比で7%の増,ヒートポンプは18万8512台で同じく12%の増となっている。
この他にも,ARIは工場在庫の状況も発表している。3月現在の在庫数は前月から6万7261台増加,前年同月と比較すると6万8581台の減少となっている。ディストリビュータレベルでの在庫は,前月から9万8210台の増,前年同月と比べ9万4122台の減少となっている。同じくディストリビュータレベルでの出荷台数も対前年同期比で9%の増となっている。
[Air Conditioning, Heating and Refrigeration News May 9]
既存技術の小型化に成功,暖房・発電プラントを住宅の地下室に
住宅市場では製品による差別化が難しく,コントラクタは品質やサービス,アクセサリ類により違いを訴えざるを得なかった。このような中,クリメイト・エナジーLLC社はアメリカ・ホンダ・モータ社と共同で,在来の暖房用燃料を使用して暖房と電力を同時に発生する住宅用新製品を開発,市場に提供すると発表し,大きな波紋を投げかけている。
一般の発電所は熱エネルギーを電気に変換しているし,熱と電気を同時に供給するシステムは熱併給発電(CHP)として以前から稼動している。これらの大型技術を家庭用レベルまで小型化することが課題であった。
今年4月26日にボストン科学博物館で初めて公開されたこの製品は,発電モジュール,空間暖房モジュール,管理制御システムの3つのユニットから構成されている。
発電モジュールはMCHPと呼ばれ,長寿命の内燃機エンジンにより1kWの電力と1万Btuhの熱を発生し住宅用の供給できる。余剰電力を一般の給電網に売却するためにはノイズのないこと,電圧,周波数が安定していること等電気の質について難しい制約があるが,備付けのインバータ制御装置により解決している。
暖房モジュールにはMCHPで発生した熱を回収する二次熱交換媒体のループがあり,吸収した熱を既存の暖房システムに供給する。同時に極低温の日のために補助暖房用として高効率のバーナ,熱交換器が準備されている。
今年は台数を限定し,フィールドテストを行いながらこの装置に興味を持つ会社を選び,サービス能力を高めるよう訓練を行ってゆく計画である。
[Air Conditioning, Heating and Refrigeration News May 9]
代替冷媒R134a,品不足により価格急上昇
アメリカでは代替冷媒R134aの価格が品不足により昨年の夏と比べて5倍にも急上昇し,その影響をまともに受ける自動車業界は対応に追われている。昨年9月に1ポンド当たり6ドルだったものが,現在は35ドルという大変な上昇ぶりである。
これは,これまでCFC-12の使用が認められていた中国,インド,南アメリカ等が切り替えを開始したことと,ヨーロッパ自動車業界でのHFC系冷媒の使用禁止を予測して,冷媒メーカ側が生産を手控えたことが重なったためである。
冷媒製造メーカのデュポンのスポークスマンは「2004年度に起こったいくつかの予期せざる要因が,我々の世界レベルでの在庫量や顧客に対する供給力にマイナスのインパクトを与えた結果,このような事態を招いた」と述べ,現在では生産工程は予定を上回ってきているので,まもなく価格は沈静化するだろうと述べている。
[RAC−REFRIGERATION AND AIR CONDITIONING MAY]
イギリス冷凍業界,今年度の設備投資に慎重な構え
RAC誌が行った調査によると,イギリスの冷凍業界は最も重要なエンドユーザレベルでの動向の不確実さに加えて,今年行われる総選挙の結果待ち等から,その設備投資に慎重な構えを崩していない。
イギリス冷凍業界を代表する大手8社を対象として行った調査によると,取引状況は昨年2月と比較すると70%以上が前年度より悪化したと回答してきた。前年より良くなっていると回答したのは25%で,残りの5%は前年並みと答えている。
一方,今年後半の見通しについての質問に対しては,出だしが低調であったにもかかわらず明るい見通しを示した。実績とは正反対に75%の回答者が前年度よりも良くなると予想しており,20%が前年同様との見通しを示している。
比較的完成度の高いこの業界は,将来の状況に強く影響される。各企業は引き続き低価格競争にさらされ,その結果,利益を削られることになる。
また,原材料の高騰は製品価格の上昇をもたらす。昨年5月の最低時から,銅は2500ユーロから3300ユーロと32%,アルミニウムも1600ユーロから2000ユーロへと25%も上昇している。また,電力料金も3400ユーロから4200ユーロと24%上昇し、前途に暗い影を投げかけている。このような中で成功するには,技術革新を上手に応用して,利潤を確保することが不可欠である。
[RAC−REFRIGERATION AND AIR CONDITIONING MAY]
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