機関誌「冷凍と空調」 / 2006.1 (NO.536)
工業会レポート
back

 

平成18年賀詞交歓会を開催

 

 工業会の平成18年賀詞交歓会が1月12日(木)14時30分から,東京・港区の虎の門パストラルで開催されました。当日は,関係各方面からの来賓を含め300名以上が参加,新しい年に向けての決意を新たにしました。
 賀詞交歓会での榎坂純二会長のあいさつと,来賓として参列された経済産業省の高橋泰三産業機械課長のあいさつ―いずれも要旨―を紹介します。
(文責:編集係)
<賀詞交歓会の会場内>

榎坂会長のあいさつ

<榎坂純二会長>

 新年明けましておめでとうございます。
 平成17年度上半期を振り返りますと,冷凍空調業界は全体としては堅調に推移し,生産額101%,出荷額101%と2年連続で前年を上回り,年間の生産額も2兆円を超す見通しが出てきました。製品別では,家庭用エアコンが108%,業務用エアコンが106%と好調に推移,内蔵型ショーケースは94%,別置型ショーケースは97%,カーエアコンとガスエンジンヒートポンプは98%と若干前年を下回りましたが,自然冷媒利用のヒートポンプ給湯機は166%と大幅に進展をしました。
 このような中,当工業会が当面する主要課題3点について述べたいと思います。
 第1の課題は,地球温暖化対策,環境対策についてです。まず,オゾン層保護については,一昨年9月末時点で,家庭用・業務用エアコンのHFC冷媒への転換率は98%と,ほぼ転換が完了しました。地球温暖化対策につきましても,省エネルギーに関しては,会員各社は画期的な高効率機器の開発に大変な努力をしており,今後は高効率機器の普及に全力を挙げていきたいと考えております。また,2002年にフロン回収破壊法が施行され,工業会をあげて回収に取り組んできましたが,回収量はまだまだ満足のいくレベルになっていないのが現状で,今後さらなる回収量の向上めざし,様々な取組みが必要であると思っております。さらに自然冷媒使用機器の研究も,NEDOの支援も受けながら進めてまいります。
 また,環境対策につきましても,EU等で使用を規制されている鉛やカドミニウム等の特定物質を規制値以下に抑制した環境に優しい機器を開発してまいります。
 第2の課題は,グローバル対応についてであります。今後ますますグローバル化が進む中,各国の冷凍空調工業会との連携を深めていくとともに,国際規格作りに積極的に関与し,日本の意見を主張していく活動は重要になってくると考えております。また,諸外国の規制に対しても,工業会として積極的に対応してまいります。
 3つ目は,本年2月7日より4日間,東京ビッグサイトでHVAC&R 2006を開催いたします。今回は,海外6カ国13社を含め,前回を大幅に上回る出展を頂いており,また,同時開催しますシンポジウムでも,行政,学会,業界の著名な方々の講演も予定しておりますので,是非積極的なご参加をお願い申し上げます。
 以上,3つの課題について申し上げました。当工業会の製品は,多くの分野で皆様方の生活に不可欠な存在になっており,環境に配慮した高効率機器の開発と普及,自然冷媒利用のヒートポンプ給湯機の普及にも積極的に推進してまいります。
 この機会に,日頃ご指導とご支援を頂いております関係機関の皆様に改めて厚く御礼を申し上げ,会員の皆様には変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。
 この平成18年がますますご発展される年となりますことを祈念いたしまして,年頭のごあいさつに代えたいと思います。ありがとうございました。


高橋課長のあいさつ

<高橋泰三産業機械課長>

 皆様あけましておめでとうございます。
 今,榎坂会長から,今年度,来年度に向けて生産額が2兆円を超えるという明るいお話がございました。景気の方も,全体としてはだいぶ回復してきており,政府の公式的な話によりますと2002年4月が景気の底で,それから今月まで48カ月,とりあえず回復局面を続けているということです。史上最長のいざなぎ景気まであと10カ月ぐらいなのですが,皆様方は最近になってようやくよくなってきたかなと実感されているのではないかと思います。
 直近の数字を見ますと,鉱工業生産指数は昨年末の実績で過去最高になっています。それまでの最高値は1991年頃で,それを15年ぶりぐらいに上回る水準にきております。消費の方も今年度は1.6%ぐらいの成長ということで,政府も見越しております。業務用の設備については,ちょうど91〜92年頃がピークで,その更新の時期も近づいてきていると受け止めております。
 冷凍空調というのは衛生を保ち,人を快適に生活させるという,ある意味ではなくてはならないところであります。だからこそいろいろな期待される役割も大きく,省エネの問題,フロンの問題,欧州での規制の問題,乗り越えなければならない課題が次から次へと来て皆様も非常に大変だと思いますが,経済産業省としても皆様方からよくお話を伺いながらできる限りの対応をしていきたい,かつ,それをスピーディーにやっていきたいと考えております。
 最後になりますが,この場を借りまして,日頃私どもの行政にご協力を頂くことに感謝を申し上げるとともに,今年1年―来年も再来年もですが―皆様方のご発展とご健勝をお祈り申し上げまして,簡単ではございますが,ごあいさつとさせていただきます。


<乾杯の音頭をとる
大草丈夫副会長 >

< 歓談する出席者の皆さん>

 

top