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コロラド川沿いのリゾート施設で地熱利用空調設備が活躍 ユタ州モアの「ソーレル・リバー・ランチ・リゾート」は,コロラド川沿いの巨大なレッド・ロック群を一望できる景勝地にある。ここは160エーカーの広大な牧場であったが,その後放置され荒れ果てていた。リゾート用の土地を探していたレビン夫妻は,ここを通ったとき,この土地のすばらしさに一目ぼれし,購入することにした。春の雨によりレッド・ロックがコロラド川を栗毛馬のように赤く変えるのを見て,夫妻はここを「ソーレル(栗毛)・リバー・リゾート」と命名した。 客室は,コロラド川を望む「リバービュー」とレッド・ロックを望む「モニュメント・アンド・メイサビュー」があり,お客様に快適に滞在してもらえるよう最新の設備が準備された。周辺から孤立した自然の中では暖房はプロパンに頼らざるを得ないが,タンク設備は景観を損なうことになる。そのため地熱利用の冷暖房設備を採用することにし,広大な牧草地があることから設備費が安価な「ホライゾンタル・ループ方式」が採用された。1階の客室4室用には容量5トン,2階の客室4室用には3トンのユニットが設置された。それぞれにデュアル・キャパシティの圧縮機,2段変速の送風機,「インテリゾーン」制御装置が取り付けられ,隣室の負荷に関係なく快適環境を保障できるようになっている。 この地熱利用設備は通常の機器の4〜5台分の暖房能力を持っているので,通常の機器と比べて電力費を50〜70%も節約することができ,年間の節約額は8300ドルに達したという。昨年来,天然ガスの価格が急上昇していることから,この差はさらに拡大すると見られている。 Air Conditioning, Heating and Refrigeration News Feb. 6 2006 AHR EXPO,エネルギー効率改善のための技術革新に力点
Air Conditioning, Heating and Refrigeration News Feb. 13 2006 イギリスチーム,磁気冷凍機開発のパイオニアに ある種の金属は磁界の中に入れるとその温度が変わり,外へ出すと元の温度に戻る特性を持っている。この原理を応用したのが,磁気冷凍である。この磁気冷凍効果を持つ金属希土類金属は,1kg入手するのに数千ポンドを要するため,商業化が難しかった。 ケンブリッジ大学からスピンオフした研究メンバーは,新たにカンフリッジという会社を設立し,物質工学科(Department of Material Science)の協力を得て,一般の金属合金で磁力冷凍効果を持つものを開発した。この金属の使用で,これまで障害となっていたコスト問題が解決し,在来の蒸気圧縮式冷凍機に十分太刀打ちできる見通しとなった。 コンピュータ計算によると磁気冷凍機のCOPは優に10を超すという。イギリスでも空調用電力は,総電力消費量の15〜19%(アメリカでは夏季には50%を越す)を占めることから,その効果は絶大なものがある。単に消費量だけでなく,CO2の大気放出の抑制効果も大きい。加えて冷凍サイクルに冷媒ガスを使用しないので,冷媒の漏洩による大気汚染もなくすことができ,機器の廃棄も容易に行える。 同社では,今年早々の試作機の完成を予定している。アメリカや日本はまだ希土類金属をベースにした研究を行っているので,これらの国から業務提携の交渉提案を受けているという。同社では商業化製品の市場投入を2008年と見て,計画を進めている RAC−REFRIGERATION AND AIR CONDITIONING February 2005 |