機関誌「冷凍と空調」 / 2006.8 (NO.543)
資料紹介
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ダストの再資源化率,62%を達成
―2005年度自動車リサイクル法実績―

 

 昨年1月1日に施行された自動車リサイクル法(使用済自動車の再資源化等に関する法律)に基づき,自動車メーカー各社から2005年度の再資源化等の実績が発表されました。ここでは自動車メーカー主要10社について,特定3物質であるASR,エアバッグ類,フロン類のうちフロン類とASRの再資源化等の実績を紹介します。
(編集係)


<概要>
 自動車メーカー各社は,自動車リサイクル法に基づき2005年度(2005年4月〜2006年3月)の使用済み自動車の再資源化等の実績を公表した。昨年公表された2004年度の実績は2005年1〜3月までの3カ月間の実績だったため,実質的には自動車リサイクル法施行後初めての年間実績の公表となる。

●フロン類

 自動車リサイクル法の施行以前のフロン類については,フロン回収破壊法(特定フロンに係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律)により回収,処理され,同法に基づいてその実績が発表されていた。自動車リサイクル法の施行に伴い昨年度より,同法の枠組みの中での実施となっている。
 2005年度に自動車メーカー10社が引き取ったフロン類は654.1トンであった。これは,使用済み自動車204万台のカーエアコンから回収されたものであり,1台あたり321g回収されたことになる。
 内訳を見ると,CFCが96万台から283.4トンで1台当たり296グラム,HFCが108万台から370.7トンで1台当たり343グラムが回収されている。

<フロン類の回収実績>
引取台数(台) 引取量(kg) 1台当たりの回収量(g)
CFC
958,416 283,439 296
HFC
1,080,087 370,696 343
合計
2,038,503 654,135 321

●自動車シュレッダーダスト(ASR:AutomobileShredderResidue)
 2005年度の自動車メーカー10社のASRの引取量は,使用済み自動車262万台分の45.7万トンであった。このうち再資源化されたのは28.3万トンで再商品化率は62%,2005〜2009年度の基準値30%を大幅に超えた。
 内訳は,ASR引取重量が使用済み自動車232万台から40.5万トン,そのうちリサイクル施設に投入されたのは27.4万トンであり,再資源化された重量は23.7万トンであった。また,解体自動車を破砕処理せず,鉄鋼の原料等としてすべて電炉・転炉等に投入して再資源化する方法を全部再資源化というが,自動車メーカー等が委託して行う委託全部再資源化のため,解体等の処理を行う事業者(全部再資源化業務委託先)から電炉・転炉等(委託全部利用者)が引き取った量は,使用済み自動車30万台から5.2万トン,そのうち委託全部利用したASR相当重量は4.8万トン,再資源化された重量は4.7万トンであった。

<ASRの引取りと再資源化等の状況>

 
実績値
重量(トン)
台数(台)
ASR引取総重量及び総台数
 (1)ASR引取重量及び引取使用済自動車台数
   ASRリサイクル施設への投入重量
   ASRリサイクル施設で生じた廃棄物重量
 (2)委託全部利用者引取ASR相当重量及び台数
   委託全部利用投入ASR相当重量
   委託全部利用者で生じた廃棄物重量
456,897
404,983
274,032
38,346
51,914
48,154
912
2,618,755
2,316,766
301,989
再商品化重量
 (1)の再商品化重量
 (2)の再商品化重量
282,928
235,686
47,242
再商品化率
62%
※自動車メーカー10社は以下の通り。
 いすゞ,スズキ,ダイハツ,トヨタ,日産,日野,富士重,ホンダ,マツダ,三菱自

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