 |
2005年度のフロン回収量,2298トン
―業務用冷凍空調機器からのフロン回収量等― |
 |
| 経済産業省と環境省は11月24日,2005年度のフロン回収破壊法に基づく業務用冷凍空調機器からのフロン類の回収量等を発表しました。それによると,2005年度は,業務用冷凍空調機器90万台から2298トンのフロン類が回収されています。発表内容と都道府県別の回収量等を紹介します。 |
| (編集係) |
|
業務用冷凍空調機器(第一種特定製品:ビル空調,食品のショーケースや大型冷凍・冷蔵庫,冷凍倉庫など)のフロン類の回収量等の実績は,経済産業省と環境省から公表されている。これは,フロン回収破壊法(特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律)に基づいたもので,第一種フロン回収業者が前年度の回収量等実績を都道府県知事に報告し,都道府県知事が集計値を国に報告,国が取りまとめ公表したものである。
11月24日に発表された2005年度の実績は次のとおり。
●回収量の集計結果
2005年度のフロン類の回収量は90万台から回収した2298トンで,前年度比で台数では4.9%減少したものの回収量では9.3%の増加となった。
これを,フロンの種類別にみると,CFC(クロロフルオロカーボン)が14万台から292トン,HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)が64万台から1823トン,HFC(ハイドロフルオロカーボン)が13万台から183トン回収されており,回収量の大半をHCFCが占めている。また,それぞれの前年度比は,CFCが台数,回収量それぞれ20.4%減,2.0%減とともに減少し,HCFCは台数では7.4%の減少となったが回収量では9.5%の増加となり,HFCはそれぞれ45.8%増,31.0%増とともに大幅に増加した。
発表文では2005年度に廃棄された業務用冷凍空調機器に含まれていた冷媒フロン量は推計で7075トンとなっており,この数値とフロン類の回収量2298トンから機器の廃棄時の冷媒フロン類の回収率を推計し,32.5%(昨年度30.9%)としている。また,業務用冷凍空調機器のうち空調機器について,建物の新設や除却等の統計などを考慮に加えて推計した場合,2005年度に廃棄された業務用冷凍空調機器に含まれていた冷媒フロン量は推計で5429トンで,この数値を基に推定した回収率は41.8%(昨年度42.0%)となっている。
●破壊・再利用等の内訳
回収量と年度当初に保管されていた量のうち,フロン類破壊業者に引き渡された量は全体の75.9%にあたる1866トンで前年比8.9%増,再利用等された量は434トンで全体の17.7%,前年度比では17.2%増,年度末の保管量は158トンで全体の6.4%,前年度比4.9%減となっている。
フロン類破壊業者からの報告の集計結果(2006年6月30日公表,本誌9月号に掲載)では,2005年度に第一種フロン類回収業者からフロン類破壊業者が引き取ったフロン類の量は2108トンとなっており,今回の引渡量1866トンと比べると,13.0%多くなっている。発表文では,これは主として,機器の廃棄時以外の修理・整備時に回収された冷媒の一部が集計に含まれているためと推測している。
|