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平成19年賀詞交歓会を開催 |
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工業会の平成19年賀詞交歓会が1月16日(火)14時00分から,東京・港区の虎の門パストラルで開催されました。当日は,関係各方面からの来賓を含め300名近くが参加,新しい年に向けての決意を新たにしました。
賀詞交歓会での中村一幸会長のあいさつと,来賓として参列された経済産業省の高橋泰三産業機械課長のあいさつ―いずれも要旨―を紹介します。 |
| (文責:編集係) |
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中村会長のあいさつ
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<中村一幸会長>
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平成19年の新春を迎え,謹んでお喜びを申し上げます。
さて,平成18年度の上半期を振り返りますと,冷凍空調業界は設備投資が回復傾向にあり,生産・出荷額はほぼ昨年並みで堅調に推移しました。上半期の生産額は100%,出荷額は103%となりました。製品別では,家庭用エアコンは99%,業務用エアコン98%とほぼ前年に近い数字となりましたが,ガスエンジンヒートポンプエアコンは84%,冷凍冷蔵ユニット89%,冷凍・冷蔵ショーケース97%と苦戦をしました。一方,カーエアコンは107%と前年同期を大幅に上回ったほか,家庭用ヒートポンプ給湯機は170%とオール電化機器の雄として確実に拡大しています。輸出は107%となり,特に業務用エアコンが131%と好調さを維持しました。一方ルームエアコンは52%と減少していますが,各社の海外に生産拠点をシフトしていることを現しているものと思います。
平成18年度下期に入り,原材料の引き続く高騰,欧州・米国の景気動向の先行き不透明感,成長を続ける中国市場等予断を許さない局面を迎えていますが,政府の諸政策の推進や,好調な業種を中心とした設備投資が継続しており,大きな拡大はないにしても堅調な市況が今後とも続くものと期待しています。
昨年の実績と市況について簡単にお話しましたが,平成19年の念頭にあたり,当工業会としての重要な推進課題,施策について概略を述べたいと思います。
1つ目は地球温暖化の問題です。温暖化については「京都議定書」の発効を受け,わが国でも温室効果ガス−6%の目標達成に向け,様々な施策が打ち出されていることはご高承のとおりです。地球環境保全に関連した規制や目標策定は,日本のみならず世界各国で強化される方向にあります。冷凍空調機器もその役割の拡大と責任を果たすとともに,地球環境保全という重大な時代の要請に対しても会員各社の協力のもと,工業会としての責任を果たしてまいります。
具体的には,省エネに対する性能改善及びフロンガスに関連した課題改善の推進です。
省エネに対する性能改善はここ数年改善成果が著しく,既に世界のトップレベルにあると自他共に認めるところです。省エネに対する取組みは,地球温暖化防止に対する効果だけではなく,技術立国を標榜するわが国産業の中で,冷凍空調産業が世界のリーダー的な存在として発展を続けていくためにも重要な活動と確信しています。新たに設定された改正省エネルギー法の目標も速やかに達成できるよう,会員各社と積極果敢にチャレンジしてまいります。
フロンガスに関しては,既にオゾン層破壊係数ゼロのHFC冷媒への転換は大部分の機器で完了していますが,低温機器についても今年春までに主要機種における切替えを完了する予定です。当工業会では,低GWP冷媒や自然冷媒の研究を推進し,対応可能な機器での採用を進めていますが,今後も継続して技術面での革新努力を鋭意推進してまいります。また市場での機器廃棄に伴うフロンガスの回収に対する取組みも,重要な課題として推進してまいります。
改正フロン回収破壊法が本年10月より施行されますが,当工業会におきましても関連諸団体との連携の上,仕組みの定着と実効を挙げるべく,会員一丸となり努力してまいりたいと思います。
2つ目の課題は製品のグローバル化に対応した工業会活動の推進です。国際的な各国工業会の交流機関ICARMA(冷凍空調工業会国際評議会)に1992年より当工業会も参加していますが,当活動が業界にとってさらに有意義なものとなるよう引き続き努力してまいります。地球温暖化防止のために省エネ技術の紹介による途上国への支援,新しい省エネ基準の提案による国際規格化等々,将来を見据えた地道な活動を今後とも推進してまいります。また,欧州でのFガス規制やEuP対応のため,当工業会からメンバー派遣を本年中には実現させたいとも考えています。
一方,目を国内に移しますと,安全への取組みがあります。平成18年11月「消費生活用製品安全法」の改正が成立しまして,12月6日に交付され,6カ月以内に施行することになりました。当工業会としましても,真摯に取り組んでまいります。
当工業会としての本年の重要な推進課題を年頭にあたり簡単に紹介しましたが,会員各社と協力し,家庭から業務用に至るまでの様々な生活環境のさらなる快適性,さらなる利便性を実現する冷凍空調機器の創造とともに,地球温暖化防止の要請に対しても冷凍空調機器を通じて責任を果たしてまいります。
最後になりますが,経済産業省様始め関係各位の一層のご支援とご鞭撻をお願い申し上げ,また,本日ご参会の皆様方のご健勝と会員各社の弥栄(いやさか)をご祈念申し上げまして,本日の私の年頭のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
高橋課長のあいさつ
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<高橋泰三産業機械課長>
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皆様,明けましておめでとうございます。
中村会長から冒頭お話がございましたけれども,日本の全体の景気は,昨年の11月にいざなぎ景気を超え,さらにこれをどこまで強くしていけるかというのが大きな課題となっています。今回のこの景気が「実感なき」といわれていますけれど,いろいろな方々に実感できるような,かつ景気のいいときほどその将来に向かっての課題に対して着実に取組んでいけるような,そういういい機会になったらと思っています。
中村会長から3つの大きな課題というお話がございました。ひとつは環境です。環境については,ご承知のとおり,いよいよ約束期間が来年からということです。京都議定書が締結されたのが1997年です。それから10年経ちまして,今の日本の国際的な約束をこれからどうやって達成していくのか,非常に難しいけれども重要な課題ということです。
冷凍空調工業会におかれましては,これまで大変なご努力をいただきまして,省エネ基準のクリアということで,また新たな取組みも始まっています。ご苦労が多いと思いますけれども,世界的な課題に対して日本がどうやって取り組んでいるかという,ある意味では1番重要なところでありますので,是非引き続きよろしくお願いします。
2点目は安全ということで,消費生活用製品安全法の改正が昨年の臨時国会で行われ,消費者用の製品に事故があった場合にはご報告をいただきまして,必要に応じて消費者の方々に情報提供させていただくという法整備をいたしました。近々施行の段取りになりますけれども,こういったところをきちっとやっていただくというのが,ある意味では業界全体の発展にもつながりますし,ともすれば製品事故が起こったときに売上げが減るよりもその会社の信用を失うほうが怖いということがありますので,是非その辺はこれを前向きなものとして取り組んでいただければと思っています。
3点目はグローバルという話がございました。家庭用のエアコンについては海外生産が進み,要するに日本企業が世界的な生産のネットワークの中でグローバルにもうけていくという時代ですし,また,業務用のものについても世界的な課題である温暖化,あるいは環境問題に対応していくということで,日本の優れた技術を競争力として,世界でグローバルにもうけていくということもこれから必要になってきています。
私どもも,例えば経済連携協定の締結とかあるいは移転価格税制といった問題についても,業界の方々のいろいろなお話を聞きながら,積極的に取り組んでまいりたいと思っております。
経済産業省の最近のキーワードは「イノベーション」です。イノベーションというのは,天才がぽっと思いついてやるということではなくて,様々な方々のそれぞれの工夫が有機的に連携して次々と起こっていく。要するにイノベーションは現場に起こるということだと思っています。私どもも皆様方のお話をよく伺いながら,皆様からお知恵をいただいて,政策もイノベーションをしていきたいと思っております。引き続きご協力のほどをお願いしたいと思います。
今年の夏は一段と,夏は夏らしく暑くなっていただければと期待しながら,今年1年の皆様方のご発展とご健康をお祈りして,簡単ではございますが,私のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
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