1. 概況
●生産額
経済産業省の機械統計による2006年の冷凍空調機器の生産額は2兆673億円で前年比では5.2%の増加となり,5年ぶりで2兆円を超えた。ただ,2006年の水準を過去のピーク時1991年の3兆431億円と比較すると,32.1%の減少である。
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ここでいう冷凍空調機器は,経済産業省の機械統計(生産動態統計調査のうち機械器具に関する調査)のうち,「冷凍機及び冷凍機応用製品」の調査票に掲名された範囲の製品で,電気冷蔵庫や自動販売機は含んでいない。 |
製品分野別では,冷凍空調用圧縮機が0.8%の増加,空気調和関連機器が6.9%増で3年連続の増加,冷凍冷蔵関連機器は1.8%増と5年連続で増加した。また,冷凍空調用冷却塔は10.6%の増加であった。
生産額を個別にみると,冷凍空調用圧縮機のうち乗用車・トラックエアコン用が2691億円で前年比3.6%増となったが,一般冷凍空調用は1239億円で4.7%減となった。空気調和関連機器では,輸送機械用エアコンが4198億円で4.4%増,ユニット形エアコンが9308億円で8.3%増とともに3年連続で増加した。ユニット形エアコンのうち電気駆動式エアコンは8750億円で8.2%増,エンジン駆動式エアコンは558億円で8.9%増であり,空調設備用機器は872億円で8.9%増である。冷凍冷蔵関連機器では冷凍冷蔵ショーケースが669億円で2.5%減となった。

●販売額
経済産業省統計による2006年の冷凍空調機器の販売額(メーカー出荷ベース)は,前年比5.1%増の2兆1734億円となり,3年連続で2兆円台となった。ピーク時との比較では,1991年の2兆8426億円に比べ23.5%の減少である。
製品分野別では,冷凍空調用圧縮機が7.9%の増加,空気調和関連機器が4.8%の増加,冷凍冷蔵関連機器が1.0%の増加であった。冷凍空調用冷却塔は9.6%増加した。
販売額を個別にみると,圧縮機の乗用車・トラックエアコン用が3281億円で前年比6.7%増,一般冷凍空調用が709億円で13.9%増となった。空気調和関連機器では,輸送機械用エアコンが4195億円で前年比6.3%増,ユニット形エアコンは1兆553億円で3.7%増となった。ユニット形エアコンのうち電気駆動式エアコンは9877億円で3.4%増,エンジン駆動式エアコンは676億円で9.3%増となり,空調設備用機器は920億円で11.5%増である。冷凍冷蔵関連機器では冷凍冷蔵ショーケースが777億円で1.7%減,コンデンシングユニットが334億円で1.0%減となった。

●輸出額
財務省の貿易統計による2006年の冷凍空調関連の輸出額は,部品を含めて4661億円で前年比8.5%の増加となった。厳密には範囲は異なるが,生産額対比での輸出比率は22.5%,前年より0.5ポイント増加した。
個別で主なものは,冷凍空調用圧縮機の自動車エアコン用が1583億円で前年比0.8%減となったが,一般冷凍空調用は386億円で4.1%増となった。空気調和関連機器ではユニット形エアコンが1344億円で29.2%増,エアコンの部品は698億円で前年比5.9%増となった。冷凍冷蔵関連機器は564億円で前年比2.3%増であった。
空調関連機器の輸出の中で部品を除いた製品は1430億円,全体の30.7%,また冷凍冷蔵機器の中の製品は364億円,全体の7.8%となる。この結果,圧縮機を除いた部品の輸出は899億円,全体の19.3%を占めることになる。

●輸入額
財務省統計による2006年の冷凍空調関係の輸入額は2378億円で前年比14.0%増と,7年連続で増加し,2年連続で2兆円を超えた。
分野別では,冷凍空調用圧縮機が277億円で27.8%増と4年連続の増加である。空気調和関連機器が1736億円で7.7%増,このうちユニット形エアコンが1247億円で3.7%増と7年連続の増加となり,冷凍冷蔵機器も365億円で41.7%の大幅増となった。

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