機関誌「冷凍と空調」 / 2007.4 (NO.551)
委員会報告
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世界のエアコン需要推定について
―2006年,前年比3.3%増の6635万台―

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 工業会の貿易委員会はこのほど,2006年までの世界のエアコン需要展望をまとめました。2001年の4483万台が2006年には6635万台に拡大,このうち中国は増加が続き2006年には2046万台となり,全体の30.8%を占めると推定しています。
 発表文を紹介します。
(編集係)

 (社)日本冷凍空調工業会ではこのほど,2006年までの世界各国のエアコン需要の推定結果をまとめましたのでご紹介します。この推定は,工業会の貿易委員会が毎年まとめているもので,従来のアジア,中東,欧州などの地域区分ごとの推定に加え,今回は過去4カ年分について主要な国ごとにまとめました。

ここでのエアコンは,住宅,ビル等に用いられるエアコンの合計で,ウインド型と小型のセパレート型を含めた「ルームエアコン」と,これ以外の「パッケージエアコン」に区分してまとめています。

1.概要

(1) エアコン全体
 2006年の世界のエアコン全体の需要は6635万台で,前年より3.3%増加したと推定されます。世界のエアコン需要は過去,高い伸びを続けていましたが,2006年はやや伸びが鈍化したとみられます。
 過去5年ごとの推定結果を見ると,1990年の2193万台から1995年の3114万台,2000年の4187万台,2005年の6421万台と順調に伸び続け,わけても2000年以降,高い伸長率を示しています。
 2006年の需要を日本,中国及び欧州,北米などの地域に区分して見ると,最大の需要地は中国で2046万台,前年比3.3%の増加でした。中国の需要は世界全体の31%を占めることになります。次いで北米が1488万台,第3位は日本で832万台,日本・中国を除くアジアが795万台,欧州計が637万台と続きます。

(2) ルームエアコン
 2006年の世界のルームエアコンの需要は5363万台,前年比4.2%の増加と推定されます。最大の需要地は中国で1854万台,3.0%の増加であったとみられます。次いで北米が793万台,5.1%の増加,第3位は日本で752万台,0.5%の増,日本・中国を除くアジアが680万台,4.9%増,欧州計が565万台,29%増と続きます。

(3) パッケージエアコン
 2006年の世界のパッケージエアコンの需要は1273万台,前年比0.3%の減少と推定されます。最大の需要地は北米で695万台,4.9%の減少であったとみられます。次いで中国が192万台,6.7%の増,第3位は日本・中国を除くアジアで115万台,4.9%の増,日本が80万台,0.1%の減,欧州が72万台,7.8%増と続きます。

2.世界のエアコン需要の推定結果

 世界のエアコンの需要の推計結果(2001年〜2006年)のエアコン合計を表1に,ルームエアコンを表2に,パッケージエアコンを表3に示します。

3.調査の対象と手法

(1) 製品の範囲と区分
 推定の対象にしたエアコンは,住宅・ビル等で使われるエアコンで,ユニットになったものを対象にし,ヒートポンプ式の冷暖房兼用のものを含んでいます。冷温水システムに用いるファンコイルユニットなどは除外しました。
 「ルームエアコン」は,ウインド型エアコンと,小型のセパレート型エアコンで主に家庭用のものの合計としました。
 「パッケージエアコン」は,主として業務用で中・大型のセパレート型エアコンと,リモートコンデンサ型,シングルパッケージ型のエアコンの合計としました。米国でいうユニタリーエアコン,ユニタリーヒートポンプはここに分類されます。

(2) 調査の手法
 調査は,工業会の貿易委員会参加会社を通じて(1)の区分をしたアンケート調査票を対象国の販売業者等に配布,回収,集計して需要推定値を求めました。
 対象国で工業会が需要統計を公表しているものは参考にしましたが,必ずしも公表値そのものを用いることはせず,前記アンケート結果を優先しました。

(3) 調査地域
 従来,日本以外はアジア,中東,欧州などの地域区分ごとにまとめた調査をしましたが,エアコンとして一定規模以上の需要が見込める国をリストアップして調査しました。

 

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