機関誌「冷凍と空調」 / 2007.10 (NO.557)

資料紹介

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チリングユニット,約半数が工場に
―使用状況をアンケート調査―

 
 当工業会の業務用エアコン企画専門委員会・チリングユニット分科会では,2007年の初めにチリングユニット需要分析のためのアンケート調査を実施しました。
 アンケートのとりまとめ結果を2006年の結果と併せて紹介します。 
(編集係)

はじめに


 業務用エアコン企画専門委員会・チリングユニット分科会では,チリングユニット需要の分析のため,設置される建物の種類と設備の用途についてのアンケート調査を実施しました。調査は,チリングユニット分科会参加会社から販売・工事業者等にアンケート調査票を配布・回収する方法で,2006年初めと2007年初めの2回行い,2006年調査では178件,2007年調査では165件の回答がありました。
 チリングユニットの国内出荷は,最近は年1万台弱程度で安定的に推移しています。しかし,長期的にみると,空冷ヒートポンプ・空冷冷専・水冷別の出荷状況には変化がみられます。これは,チリングユニットの需要が従来の一般空調中心から産業用に移行しているためとみられていました。
 今回の調査は,こうした状況を明らかにするために行ったものです。


<チリングユニットの出荷台数の推移>
<チリングユニットの方式別出荷台数の推移>



2007年調査結果

◆チリングユニットの納入先建物

 2007年初めに行った調査では,アンケートには165件の回答が寄せられましたが,このうち事務所,店舗などの業務用建物に納入されたのが80件(48%),工場建物が79件(48%),その他・不明6件(4%)となり,ほぼ半々となっています。

<納入先建物>




◆業務用建物での使用状況

 業務用建物に納入された80件では,対人空調が64件で8割を占めましたが,対物空調が6件,その他・不明10件となっています。
 対物空調ではサーバールームの冷却,その他では商業施設での食品の処理などの使用例がありました。

<業務用建物での使用状況>



◆工場建物での使用状況

 工場建物に納入された79件では,対人空調が22件(28%),対物空調が9件(11%),生産工程が41件(52%),これらの複合利用6件(8%),その他1件となっています。
 生産工程の内容では,食品,薬品,プラスチック加工,機械部品,金属加工など広範にわたっています。

<工場建物での使用状況>



2006年調査結果


◆チリングユニットの納入先建物
 2006年初めに行った調査では,アンケートには178件の回答が寄せられましたが,このうち事務所,店舗などの業務用建物に納入されたのが77件(43%),工場建物が99件(56%),となり,過半が工場建物となっています。

<納入先建物>




◆業務用建物での使用状況

 業務用建物に納入された77件では,対人空調が57件でほぼ4分の3を占めましたが,対物空調が7件,その他11件,不明2件などとなっています。
 対物空調では電算機器や博物館の貯蔵庫,その他ではスポーツ競技などでのプールの加温,水風呂の冷却などの使用例がありました。

<業務用建物での使用状況>



◆工場建物での使用状況
 工場建物に納入された99件では,対人空調が18件(18%),対物空調が24件(24%),生産工程が55件(56%)となっています。
 生産工程の内容では,食品,薬品,プラスチック加工,機械部品,金属加工など広範にわたっています。

<工場建物での使用状況>


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