Chillventa 2022 番外編 ~ 秋・心地よい季節のニュルンベルグ ~

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No.688 2023年1月

先日当工業会からブース交換で参加しましたChillventa2022の番外編をお送りします。Chillventa2022の参加報告はこちら


1.欧州最大の冷凍空調展 Chillventaの印象
4年ぶり開催かつコロナ禍にも関わらず3日間で総計30,773名(2018年比87%、予想値28,000名大幅越え)と会場も多くの人々が交流し、盛況な印象を受けました。私自身は日本国内の展示会業務を担当してきて今回初めて海外の展示会に参画し、以下特に異なる点を知ることができました。

 ① 対話を重視し、パネルやサイネージ展示が少ない。各社ブース内にバーや商談
      個室を準備している企業が多かったです。

 ② ①のパネル・サイネージが少ないことから大小間でも開放的な空間創作が可能
   でした。

 ③ チラシやパンフレットの配布は手荷物になることから国内と異なり少なく、
   JRAIAブースで説明員対応中もHVAC&R2024チラシをスマホで写真撮っていく
   ため紙は不要と回答を貰ったケースもありました。

手荷物になってしまう点と後から見返す際にスマホの方が楽という意見でした。また、他ブースでは壁面グラフィックにQRコードを出力し取り組んでいる企業も見受けられました。


2.ニュルンベルグ市内観光
続いて、プチ観光をレポートいたします。会期前日にヘルシンキ経由でミュンヘンへ入り、ミュンヘン空港からはバス・電車を乗り継ぎニュルンベルクへ向かいました。ドイツの10月は日本より感覚的には1ヶ月季節が早く進んでいる印象で、紅葉が始まっておりました。

写真1:シャトルバスからの眺め


また、NürnbergMesseにてブース設営完了後、会場からホテルに帰る前にプチ観光&夕食を取りましたのでレポートします。ニュルンベルクはドイツ南部バイエルン地方にあり、同地方ではミュンヘンに続く2番目に大きい街です。見どころは城壁内に集中しています。



写真2:地下鉄内にあったウォールペイント

ニュルンベルクはクリスマスマーケットで有名な場所ですが、残念ながら11月末から12月に実施されるため始まっていませんでしたが、広場では食品や日用品の物販はされていました。広場の中央には「美しい泉の塔」があります。「柵に飾られている金の環を3回回す間に願いごとを唱え、誰にもその願いを言わなかったら、願いが叶えられる。」と言われている塔がありましたが、メンバーは誰もやりませんでした。(残念)


写真3:美しい泉の塔



また14世紀に建築されたニュルンベルク最大の教会である聖ローレンツ教会や、フラウエン教会の前を通り主要な観光名所を夕食前の時間を活用し、早足で巡ることができました。

写真4:聖ローレンツ教会



3.ドイツ風カツレツは有名
食事については、ドイツ料理の定番ソーセージ、ポテト、ドイツ風カツレツ「シュニッツェル」などを食べました。


写真5:ドイツ料理の定番「シュニッツェル


Chillventa2022会期中の特に初日と2日目はヨーロッパを中心に世界中から人々が集まって商談・会食することから、特にいわゆるドイツ料理店の名店は予約一杯で私たちは夕食難民になりました。3軒ほど巡った結果、レバノン料理に初挑戦したのも良い思い出です。


写真6:レバノン料理


後から聞いた話だと、Chillventa出展企業では2年前から次回の予約をしている所もあるそうです!(それは空いてない訳ですね)

夕食以外でも、NürnbergMesse会場はレストラン数が限られており、お高い&混雑することから7日間の地下鉄周遊券を購入し、2駅先(Langwasser Mitte)のショッピングモール(Franken Center)で昼食を取ることで費用も抑えて、かつ豊富な料理を食べることができました。



写真7:モールにてランチ


是非皆さんもChillventaに次回参加される場合は、少し足を延ばして行ってみてはいかがでしょうか。ただし、ローカルのショッピングモールのためメニューが基本的には全てドイツ語のみの場合が多いため、撮影しているものをその場で翻訳してくれるアプリ(今回はGoogleレンズ使用)はお勧めです。実際、大活躍しました。


4.Chillventa開催期間は近隣ホテルが高騰
続いてホテル・交通についてですが、やはりメッセ期間中はニュルンベルク市内のホテルは高騰します。そのため今回はインゴルシュタットというミュンヘンとニュルンベルクの間の都市に宿泊し、毎日通っていました。ドイツ国鉄 (DB)とニュルンベルク交通局 (VGN)を駆使し、列車遅延も偶々かもしれませんが今回の出張期間中に2回程と少なく便利でした。改札という改札がなく誰でも入れてしまいますが、地下鉄は車内での検札もあると現地在住の方から聞きましたので、打刻忘れは懲罰対象となるので要注意です。


5.ドイツ市内はデジタル化進んでます
ある程度のキャッシュ所持は大前提ですが、9年前にニュルンベルクをプライベートで訪問した際と比較すると、キャッシュレス化が飛躍的に進んでおりました。クレジットカードは勿論のことタッチ決済導入率も高く、そしてドイツ国鉄(DB)ではアプリでオンライン予約すると値段も安く、遅延情報も通知されます。



写真8:DBプランナー



※アプリ登録時に順番通りに住所を記入しないと登録は出来てもエラーで使えないためご注意ください。便利さを語っている割に私はこのエラートラップに引っかかり、時間もなかったため駅のチケットカウンターで原始的に紙の定期券を発行して貰いました。。次回ドイツ出張の際は駆使したいと思います。(アプリ価格と同じにして貰い、駅員さんに感謝です)

以上、様々な観点から番外編をレポートさせていただきました。
(報告:展示会委員会 鳥海)


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