機関誌「冷凍と空調」 / 2004.3 (NO.514)
データ解説
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冷凍空調機器貿易/空気調和関連機器

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 2003年における空気調和関連機器の輸出は153万台,部品を含めて1651億円,前年比は数量で22.1%,金額で11.4%の大幅増加に転じた。国内での生産は製品のみで1585万台で1兆2706億円,前年比はそれぞれ0.7%,3.0%とともに3年連続の減少となった。単純に計算した輸出比率は,台数で9.7%,金額で13.0%で台数,金額ともに増加となった。

●自動車用エアコン
 この分野の生産統計と輸出統計の対応は難しいが,生産は「輸送機械用エアコン」で984万台,輸出は「自動車用エアコン」で15万台と輸出比率は小さい。輸出台数の前年比は13.5%減であった。
 貿易統計はエアコンの単品の輸出とみられ,工業会で調査したカーエアコンの輸出向け出荷では,2003年は391万台に達し,出荷全体の43.4%を占めている。これには国内で輸出用自動車に装着される分も含まれるが,全体ではこうしたケースがほとんどを占めていると推定される。

●ユニット型エアコン
 自動車用以外の住宅・ビル用エアコンの総称を「ユニット型エアコン」とし,全体の傾向を見ようとしているが,生産統計との整合が難しい。
 生産統計では2003年1月より品目の分類が変わり,従来ユニット型エアコンとしていたウインド型,セパレート型,シングルパッケージ・リモートコンデンサー型を電気駆動式エアコンとし,これにエンジン駆動式エアコンを加えたものを新たにユニット式エアコンとしており,合計で560万台,8035億円を記録している。輸出統計では,ユニット型エアコンに対応するものとして,ウインド型・セパレート壁かけ型,エアコン用コンデンシングユニット,冷却ユニットを内蔵したその他のエアコン,冷却ユニットを内蔵しないその他のエアコン等の品目があるが,合計で138万台,954億円となり,生産との単純な比較では輸出比率は台数24.6%,金額11.9%となる。この金額を基に仕向け先を見るとヨーロッパ向けが531億円で全体の55.7%を占め,次いで東南アジア向けが277億円,29.1%となっている。
 工業会の調査によれば,ユニット型エアコンの2003年の輸出は77.5万台で前年比42.7%と大幅増となった。このうちルームエアコンは59.1万台で前年比43.6%,業務用エアコンは18.4万台,前年比は35.3%とともに大幅増となった。
 貿易統計では,セパレート型エアコンは各種の項目にまたがってカウントされている。このため室外ユニットベースでの数量を推定するにも,実際のカウントがどのようにされているか不明で,台数ベースでの分析はむずかしい。
 一方輸入については,2003年は関連する品目の合計金額(冷却ユニットなしを含む)は804億円,前年比10.3%の増加となっている。

工業会調査によるエアコンの出荷
単位:数量=1000台 ( )内前年比%
期間:2003年1月〜12月
  合計 国内 輸出
カーエアコン 9,012 (81.9) 5,099 (98.5) 3,913 (67.2)
ユニット型エアコン 8,081 (99.2) 7,246 (96.0) 775 (142.7)
 ルームエアコン 7,224 (98.8) 6,633 (96.2) 591 (143.6)
 業務用エアコン 797 (101.7) 614 (94.8) 184 (135.3)

●リキッドチリングユニット
 リキッドチリングユニットの輸出は7914台,前年比65.1%の大幅増,金額では51億円で6.9%増となり,仕向け地では東南アジアが23億円,ヨーロッパ向けが15億円だった。

日本の空調機器の生産と輸出入(要約)
単位:数量=1000台,金額=億円
期間:2003年1月〜12月( )は必ずしも対応がとれていないもの
  生産 輸出 輸入
数量 金額 数量 金額 数量 金額
空気調和関連機器 15,845 12,706 (1,533) (1,651) (4,899) (1,096)
 輸送機械用エアコン 9,841 3,883 147 69 186 39
 除湿機 192 78
 ユニット型エアコン 5,597 8,035 (1,378) (954) (4,713) (804)
 部分品 (578) (253)
 空調設備用機器 215 711
  熱源機器 13 434 8 51
  空調機 202 277

 

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