| 世界最高水準の効率120%を達成〜業務用ハイブリッドガス給湯器技術を開発 |
| 平成17年6月20日/東邦ガス株式会社 |
東邦ガスは,従来の燃焼方式の給湯器に吸着式ヒートポンプを組み合わせたハイブリッド給湯器技術を開発しました。ガス給湯器はこれまで効率が95%まで向上していますが,今回の開発技術はこれを大幅に上回る120%と世界でも最高水準の効率を達成するものです。
今後,業務用分野での大型給湯器の開発をねらい,本技術の早期実用化に取組んでいきます。
1.開発機の概要
今回の開発機は,出力56kWのガス給湯器と,その1/3程度の容量のヒートポンプを組み合わせて製作しました。ヒートポンプには,ガス給湯機を加熱源に兼用でき,また小容量化に適する吸着式方式を用いました。
外気温度が5℃程度以上では,給水をまずヒートポンプで予熱し,その後に温度が不足する分のみガス給湯器で追焚きさせるハイブリッド運転を行います。この外気温度の条件では,給湯負荷が小さいため,給湯器は一般的にほとんどが2/3程度以下の部分負荷での運転です。したがって,給水予熱のために活用するヒートポンプは,給湯器容量の1/3程度の小容量でも十分機能します。
外気温度が5℃程度以下の場合は,ヒートポンプを使用せず,ガス給湯器単独で運転します。
<ハイブリッドガス給湯器の構造概要図> |
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開発機は,燃焼方式とヒートポンプの特徴(下表を参照)を活かし,コンパクトでかつ外気温度が低いときでも高効率を維持できる燃焼方式のガス給湯器と,外気温度が高いときにはより高効率となるガス吸着式ヒートポンプを組み合わせて運転することで,コンパクトで高効率を実現することができました。
【燃焼方式とヒートポンプ方式の特徴】
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燃焼方式 |
ヒートポンプ方式 |
| 熱効率 |
・外気温に関らず,ほぼ一定。
・100%は超えない。 |
・外気温が高い時(5℃以上),高効率。
・外気温が低くなると燃焼方式よりも低くなる。 |
| 大きさ |
・コンパクト |
・燃焼方式に比べ,大型 |
2.開発機のメリット
- ヒートポンプを併用したハイブリッド運転時には,110〜120%(*)程度の効率で運転でき,従来の高効率ガス給湯器の効率である95%より大幅に省エネルギーとなります。
(*効率は,外気温度等で変動し,外気温度16℃,給水温度17℃,給湯温度50℃,給湯負荷率60%の場合などに120%となります。)
- 給湯の最大負荷にはパワフルでコンパクトなガス給湯器で対応するため,全体としてコンパクトになります。また,ヒートポンプ給湯器に必要とされる貯湯槽を,特に必要とはしません。
3.今後の予定
本技術の実用化に向け,共同開発企業や協力メーカーを探すとともに,適用できる用途に求められる仕様を検討していきます。
以上
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