機関誌「冷凍と空調」 / 2005.11 (NO.534)

新聞に見る産業の動き  = 2005年10月 =

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10月の主要新聞記事

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【一般・経済】

□ ペットボトル,回収の半分海外流出
 飲料・容器団体などでつくる「PETボトルリサイクル推進協議会」(東京・中央)は4日,国内で回収された使用済みペットボトルの約半分が中国など海外へ流出している実態を明らかにした。自治体が回収したペットボトルを再商品化企業に渡さず,輸出を増やしているため。国内循環の仕組みは形骸化しており,見直しは必至だ。(日経 ’05. 10. 5)

□ 温室効果ガス排出0.8%減
 環境省がまとめた2004年度の温暖化ガス総排出量(速報値)は二酸化炭素(CO2)換算で13億2900万トンだった。前年度比0.8%減だが,京都議定書の基準年(1990年)に比べると7.4%多い。日本は基準年比で6%削減を約束しており,目標達成は依然厳しい状況にある。(日経 ’05. 10. 21)

□ 炭素1トンで環境税2400円
 地球温暖化対策を進めるための環境税について,環境省は25日,具体案を発表した。税率は化石燃料に含まれる炭素1トンあたり2400円。導入は07年1月とし,年間約3700億円の税収を見込み,全額を温暖化対策にあてる。1世帯あたりの負担額は年間約2100円となる見通し。(朝日 ’05. 10. 25)

□ 電力・ガス14社,値上げ
 電力10社と都市ガス大手4社は28日,06年1〜3月分の電気・ガス料金を発表した。原油や天然ガス価格高騰で,全社が前期(05年10〜12月)より値上げとなった。東京と中部,関西,九州の電力4社とガス4社の上げ幅は,燃料などの変動を3カ月ごとに料金に反映する調整制度が96年にできて以来,最大だ。(朝日 ’05. 10. 29)

□ 100年で気温1.06度上昇
 日本の気温はこの100年で1.06度上がり,カエデの紅葉は半世紀で2週間余り遅れた――。身の回りに「温暖化」がじんわりと迫っていることが,気象庁がまとめた最新の異常気象リポートで浮かび上がった。二酸化炭素の増加や都市部のヒートアイランド現象がどこまで影響しているのか。解明が待たれる。(朝日 ’05. 10. 31)


【自動車・交通】

□ 富士重工,トヨタ系に
 トヨタ自動車は5日,「スバル」車をつくる富士重工業と業務提携し,同社の筆頭株主になると発表した。富士重は米ゼネラル・モーターズ(GM)との提携関係を解消し,事実上,トヨタ系になる。GMは保有する富士重株20%分のうち8.7%分(6800万株)を12日にトヨタに売却。残りの株式は富士重が市場を通じて自社株として買い取る。業績が低迷するGMにとって株の売却はリストラ策の一環で,これが業界再編につながった。(朝日 ’05. 10. 6)

□ いすゞ,豪・南アで傘下に
 いすゞ自動車は大株主の米ゼネラル・モーターズ(GM)からオーストラリアなどの商用トラック事業を引き継ぐ。11月にも豪州の合弁をいすゞの完全子会社にし,南アフリカでもGM現地法人のトラック部門を分社していすゞが過半を出資する計画だ。いすゞは世界的にGMグループの商用トラック事業の中核企業を目指す。資金を乗用車事業に集中したいGMのリストラに結果として協力する格好となる。(日経 ’05. 10. 24)

□ トヨタ,生産世界一へ
 トヨタ自動車は25日,2006年の世界生産を05年予想より12%増やし830万台とする計画を固めた。ダイハツ工業と日野自動車を加えたグループでは920万台を上回り,米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて初めて世界首位に立つことがほぼ確実となった。最終利益で1兆円を超す収益力だけでなく生産規模でも世界一になることで,トヨタは名実ともに世界自動車産業のけん引役の地位を確立する。(日経 ’05. 10. 26)


【住宅・建築】

□ サンデン,電気給湯機に参入
 サンデンは電気給湯機事業に参入する。二酸化炭素を冷媒に使うヒートポンプ式「エコキュート」を生産,オール電化住宅向けに販売する。世界シェア25%を持つカーエアコン用コンプレッサーの技術を生かし,2010年までの早い段階に国内シェア20%の獲得を目指す。(日経 ’05. 10. 5)

□ アスベスト,住宅も除去義務化
 アスベスト(石綿)による健康被害を受けて,国土交通省は12日,既存のマンションやビルで使われている吹き付けアスベストについて,飛散防止や除去を所有者に義務づける方針を明らかにした。来年の通常国会で建築基準法改正をめざす。(朝日 ’05. 10. 13)

□ ガス使用量3割カットの吸収冷温水機
[広報資料(1)参照]
 川重冷熱工業はビル冷暖房に使われるガス吸収冷温水機で,普及機種に比べガス使用量を約3割削減できる新型機を開発した。高温,中温,低温の3段階で冷水を作り出す三重構造を初めて実用化し,エネルギーを有効活用できるという。(日産 ’05. 10. 14)

□ 松下,掃除不要のエアコン拡充
 松下電器産業は25日,販売が好調なフィルター自動掃除機能付きエアコン「Xシリーズ」の新製品を発表,同シリーズを軸に2006年度に家庭用エアコンでシェア20%を目指す方針を明らかにした。05年度の国内販売は125万台(シェア17%)で,国内首位奪回を見込む。(日経 ’05. 10. 26)

□ ダイキン米進出,3度目の挑戦
[広報資料(2)参照]
 ダイキン工業は世界最大の空調機市場である米国に再進出する。全額出資の販売会社を設立,省エネ面で優れた日本で主流のダクトレス式と呼ぶ空調機を販売する。1988年,2000年と過去に2度米国市場から撤退しており,今回が3度目の挑戦。同社はグローバルシェア首位を目指しており,長年の課題の米国市場開拓に挑む。(日経 ’05. 10. 27)


【食品・流通】

□ ダイエー,「食品」の出店前倒し
 産業再生機構の支援のもとで経営再建中のダイエーは12日,再生計画の目玉としている食品スーパーを今後3年間に子会社分を含め約80店舗新規出店する方針を固めた。再生計画では,5年間で首都圏と近畿圏に100店の食品スーパーを出店することにしていた。利益率が高い小型食品スーパーの出店を前倒しすることで,業績の回復を急ぐ。14日にも発表する。(朝日 ’05. 10. 12)

□ 業務用冷蔵庫生産能力1.5倍に
 業務用冷蔵機器・ショーケース製造の福島工業は,業務用冷蔵庫の生産能力を1.5倍に拡大する。岡山県に工場を新設,来春をめどに稼動する。冷蔵関連機器の品ぞろえを増やしたことに伴い需要が拡大していることに対応する。新工場は食品向けの洗浄水生成機や加熱食材を急速冷却・冷凍する特殊冷蔵機器などの新製品の研究開発,生産拠点としても活用する。(日産 ’05. 10. 27)

□ 消費電力最大72%減
 業務用厨房(ちゅうぼう)機器大手のフジマックは,自社の従来機種に比べ消費電力を最大72%削減できる業務用冷蔵庫・冷凍庫の新シリーズを11月から順次販売する。高効率のインバーター制御で業界最高水準の省エネを達成したという。省エネ性能を前面に打ち出し,ホシザキ電機など業務用冷蔵庫の大手4社を追撃する。(日産 ’05. 10. 31)

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