機関誌「冷凍と空調」 / 2006.12 (NO.547)
工業会レポート
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神戸シンポ開催/テクニカルセッション・ポスターセッション

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テクニカルセッション
 2日間に渡り行われたテクニカルセッションでは,環境セッション,省エネルギーセッション,カーエアコンセッション,圧縮機・潤滑油セッション,新冷媒セッションと今回より新設された自販機・冷蔵冷凍機器セッションの10セッションが行われ,海外からの3名を含む42名が研究成果等の発表を行った。
 海外からの参加者では,ボルボ・コーポレーションのハンス・フランクビスト氏(スウェーデン)が,カーエアコンの冷媒としてのR134aシステムとCO2システムの比較検討について発表した。1998年時点では,CO2システムはカーエアコンには適していないとの結論であったが,今日ではさまざまな面で改善が見られ,CO2システムの密閉型又は半密閉型のコンプレッサを搭載したハイブリッド車や電気自動車への使用は可能であろうとしている。

<フランクビスト氏>
 また,デュポン・フロロプロダクツのバーバラ・マイナー氏(アメリカ)は,デュポンが開発した新冷媒DP-1についての発表を行った。DP-1は不燃性のフッ素ベースの冷媒で,ODP(オゾン破壊係数)が0のうえ,GWP(地球温暖化係数)も低く,また,LCCP(生産から廃棄までのライフサイクルにおける温暖化効果の評価)もR134aやCO2よりも低いとしている。また,DP-1の特性や性能,エネルギー効率(COP)に関しても,R134aと同様であるといい,今後,さらなる毒性テストや環境テストを行っていくとしている。

 
○環境セッション
 7日と8日,合わせて7タイトルの発表があり,来年10月1日に施行される改正フロン回収破壊法の内容説明や概要等のほか,中国・欧州等の環境規制関連の発表などが行われた。
 また,家電リサイクルの現状などの発表では,家電をリサイクルに出す際は,異物を混入しないようにといったお願いもあった。

<テクニカルセッション>

○省エネルギーセッション
 7日と8日に行われ,寒冷地向けの商品開発や高効率機,CO2給湯機などについての研究開発に関する発表など,合わせて9タイトルの発表が行われた。

○カーエアコンセッション
 前回より実施されたカーエアコンセッションでは,7日と8日合わせて7タイトルの発表があり,フランクビスト氏の講演のほか,技術開発に関する発表があった。

○圧縮機・潤滑油セッション
 7日と8日,合わせて7タイトルの発表があり,1日目のセッションでは,主に潤滑油の開発等について,2日目はCO2冷媒用圧縮機の開発等についての発表が行われた。

○自販機・冷凍冷蔵機器セッション
 今回新設されたこのセッションは7日の最後に行われ,自販機の歴史やCO2冷媒を用いた自動販売機の研究などについての発表のほか,コンプレッサにエアコンの技術を応用したインバータ搭載のオープンショーケースの開発についてなどの6タイトルの発表が行われた。

○新冷媒セッション
 8日に行われたこのセッションでは6タイトルの発表があり,デュポン・フロロプロダクツのバーバラ・マイナー氏の発表のほか,キヤリア・コーポレーションのビル・ウォルター氏の冷媒の安全規格についての発表や,技術開発についての発表が行われた。

●ポスターセッション
 7タイトルのポスターセッションのほか,当工業会からも3タイトル出展,それぞれの説明員が見学者への説明を行った。セッションの合間には,ポスターセッションの会場が人でいっぱいになるなど,盛況を呈した。

<ポスターセッション>


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