機関誌「冷凍と空調」 / 2008.1 (NO.560)
資料紹介
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2006年度のフロン回収量,2541トン

―業務用冷凍空調機器からのフロン回収量―
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 2006年度のフロン回収・破壊法に基づく業務用冷凍空調機器からのフロン類の回収量等が,経済産業省と環境省から発表されました。それによると,2006年度は,業務用冷凍空調機器88万台から2541トンのフロン類が回収されています。発表内容を紹介します。
(編集係)

 フロン回収・破壊法により,業務用冷凍空調機器(第一種特定製品:ビル空調,食品のショーケースや大型冷凍・冷蔵庫,冷凍倉庫など)の廃棄時に冷媒として使用されているフロン類の回収が義務付けられている。第一種フロン回収業者(業務用冷凍空調機器から冷媒フロン類を回収する者として都道府県知事の登録を受けている者)は前年度のフロン類回収量等の実績を都道府県知事に報告し,都道府県知事が集計値を主務大臣(経済産業大臣と環境大臣)に報告,主務大臣はこれを整理し,公表することになっている。
 これに基づき,2002年度分より業務用冷凍空調機器とカーエアコン(第二種特定製品)のフロン類回収量等が報告,公表されている。カーエアコンに関しては,2005年より自動車リサイクル法(使用済自動車の再資源化等に関する法律)に基づく報告,公表となった。

●2006年度の回収量
 2006年度のフロン類の回収量は88万台から回収した2541トンで,前年度比で台数では2.9%減少したものの回収量では10.6%の増加となった。
 発表文では2006年度に廃棄された業務用冷凍空調機器に含まれていた冷媒フロン量は推計で7109トンとしており,この数値とフロン類の回収量2541トンから機器の廃棄時の冷媒フロン類の回収率を推計し,36%(昨年度32%)としている。また,業務用冷凍空調機器のうち空調機器について,建物の新設や除却等の統計などを考慮に加えて推計した場合,2006年度に廃棄された業務用冷凍空調機器に含まれていた冷媒フロン量は推計で5130トンとなっており,この数値を基に推定した回収率は50%(昨年度44%)となっている。

●フロン類の種類別回収量

 フロンの種類別にみると,CFC(クロロフルオロカーボン)が12万台から348トン,HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)が60万台から1987トン,HFC(ハイドロフルオロカーボン)が17万台から206トンと回収量の大半をHCFCが占めている。
 また前年度比は,CFCが台数17.1%減,回収量19.5%増と台数では公表が始まった2002年度以来減少が続いているが,回収量では初めて増加に転じた。HCFCは台数6.3%減,回収量8.9%増である。CFCとHCFCはともに台数は減少したものの回収量は増加しており,これは,昨年度に比べ大型の機器からの回収が増加したためと両省では推察している。
 HFCはそれぞれ29.5%増,12.8%増とともに公表開始以来5年連続で増加した。

●破壊・再利用等の内訳
 回収量と年度当初に保管されていた量のうち,フロン類破壊業者に引き渡された量は全体の78.4%にあたる2112トンで前年比13.1%増,再利用等された量は422トンで全体の15.7%,前年度比では2.8%減,年度末に保管量は159トンで全体の5.9%,前年度比0.9%増となっている。
 



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