| 工業会レポート |
東間新会長就任あいさつ(要旨)
本日は,経済産業省の皆様方にご臨席を賜り誠にありがとうございます。また,中村前会長におかれましては,2年間にわたり推進されました環境問題とグローバル化への積極的な対応の数々,またICARMAへの参画あるいは日中韓3カ国会議の主催による国際協調,そしてHVAC&R 2008の開催など多大なご尽力を賜り本当にありがとうございました。本日ご出席の皆様方と共に,この2年間のご苦労に感謝し,重ねて厚く御礼申し上げます。 さて最近の素材価格の高値あるいは石油価格の高騰により,経済全体への影響が懸念されており,昨年以上に今後の動向を見守りながら事業の運営を推進していくことが重要かと存じます。 当工業会といたしましては,20年度は昨年度に引き続き,地球環境問題,グローバル化の対応,そして製品の安全性への取り組み・高信頼性の確保の対応の計3点を重要課題として取り組んで参ります。 まず1つ目の地球環境問題でございますが,国際的にも重要な課題であり,本年開催が予定されておりますG8洞爺湖サミットにおきましても主要なテーマの1つになると思います。また,本年は京都議定書発効の年でもあり,当工業会と致しましても温暖化防止のために色々な施策を実施する予定であります。 本年11月には,環境と新冷媒を主テーマにして国際シンポジウムを開催致しますので,会員の皆様におかれましては多数のご参加をお願い申し上げます。 2つ目のグローバル化の対応につきましては,年1回開かれますICARMAへの出席,日中韓3カ国会議による他国工業会との交流等,これらを通じて情報の収集や途上国を含めた地球環境問題対策等共通事項についての協議を進めて参ります。 また,本年3月に日冷工欧州事務所をベルギーに開設し,同時に派遣しました担当者を通じまして,欧州におけるFガス規制,有害化学物質規制の対応と欧州の業界情報入手に努めて参ります。 3つ目は製品の安全性への取り組み・高信頼性の確保であります。 製品安全に係る最近の動きは,日本においては経年劣化事故などを踏まえての消費生活用製品安全法の改正に伴い,当工業会の製品についても消費者が安心してお使いできるよう,さらなる安全性への対応に万全を期して参ります。 また,当工業会の検査検定事業は,第三者的機関による保証という重要な責務を担っておりますので,新検定制度の検討とパッケージ試験設備の更新に着手するなど,高信頼性の確保にも積極的に取り組んで参ります。 以上の重点課題への取り組みに加え,当会は来年2月に創立60周年を迎えることになります。人間に例えれば還暦に当たる年に60周年記念行事を執り行う予定でございまして,実りのあるイベントを企画して参ります。 波乱含みの市場環境ではありますが,会員の皆様方のご協力と相互の強調・連携を図りながら,世界をリードし,業界の一層の発展のために会長職を努めて参る所存でございます。 経済産業省の皆様方の引き続きのご指導と会員皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げまして,会長就任のあいさつとさせて頂きます。どうもありがとうございました。 中村前会長退任あいさつ(要旨)
就任時の冷凍空調業界は,原油価格や銅・アルミなどの原材料の高騰並びに改正建築基準法の施行による影響など厳しい状況もございましたが,設備投資の増加や更新需要にも恵まれ,2年連続の成長を果たすことが出来ました。 さて,我が国の冷凍空調業界の要素技術・地球環境対応や省エネ技術等は,世界の中でトップの技術レベルにあると就任時にごあいさつ申し上げた記憶がありますが,我が国では改正省エネ法やフロン回収破壊法の見直しなど,更にレベルをあげた技術目標が提示され,環境対応を力強く推進する環境が整って参りました。会員各社お互いに頑張りたいと思います。 また,性能表示及び公差の基本的な考え方の方向付けと具体的な整備の促進が重要と考え,政策審議会で性能表示のあるべき姿について議論を重ねた結果,自主基準を策定し,業界としての透明性の確保・コンプライアンス向上に寄与することが出来ました。 本年2月のHVAC&R JAPAN 2008では,地球温暖化などの環境問題が急激に高まっていることもあり,過去最大の展示規模となりました。地球温暖化防止・オゾン層保護,回収フロン情報等の展示が行われ,海外からの出展企業や来場者も増えたことは,我が国に期待する表れであると認識致しております。会員各位のご協力に対しまして改めて厚く御礼申し上げます。 また,当工業会が果たす役割は非常に重要であり,冷媒フロン規制に伴う諸対策,製品安全対策など多くの課題に対しまして,継続して適切に対応していく必要があると思います。 本日より三菱重工業の東間新会長にバトンをお渡しすることになりますが,工業会の益々の発展に向けて,どうぞよろしくお願い申し上げます。 今後は,一会員会社として,工業会発展のために継続して活動を進めて参りますので,どうぞよろしくお願い致します。この2年間本当にありがとうございました。 秋庭英人産業機械課長のあいさつ (要旨)
ごあいさつといたしまして,1つは経済状況が心配だといわれている中で,冷凍空調業界は現時点においては非常に堅調な売り上げを誇っていると聞いております。このことは非常にご同慶に至りでございますが,原材料の高騰というすべての業界にとって経営を圧迫するような大きな懸念材料があり,注目をしていかなければいけないと存じております。 もう1つは地球環境の問題です。今年は洞爺湖においてサミットが開催される年です。その大きなテーマは地球環境問題ですが,その中で温暖化ガスの排出は非常に大きな問題となっております。冷凍空調業界は,かねてよりオゾン層の問題への対応,トップランナー等省エネへの対応,様々な環境へのご貢献が大きくなされてきたと存じております。 この問題は,各会員会社の競争という面もありますが,やはり一致団結してことにあたらなければならない部分も非常に多いと思います。特に,冷媒の問題はいろいろ課題がある中で困難な問題ではございますが,業界の皆様が一枚岩となってご対応いただいて,よりよい製品を開発していただくということが,非常に地球環境のために優れた貢献をするとともに,これをスピーディになされるということは,皆様にとって,特に海外マーケットにおいて,非常に大きなビジネスチャンスに結びつくのではないかと考えます。ですから,単に何かを強いられるというお考えではなくて,むしろ逆に日本の冷凍空調業界にとって大きなビジネスのチャンスを迎えるのだというご認識をいただいて,さらなるご貢献をお願いしたい次第でございます。 最後になりましたが,ここにお集まりの皆様のご多幸と会員各社のご発展を祈念し,また来年60周年をお迎えになるということで―私どもの経済産業省も通商産業省のころから数えて60周年です。おそらく特に式典はないと思いますが―冷凍空調工業会におかれましては盛大な60周年を迎えられることを祈念いたしまして,私のごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。 |