機関誌「冷凍と空調」 / 2009.4 (NO.575)
委員会報告
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世界のエアコン需要推定について
―2008年,前年比4.4%減の7155万台―

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 当工業会の空調グローバル委員会はこのほど,2008年までの世界のエアコン需要推定をまとめました。2008年は7155万台で2007年の7481万台から4.4%減少と1997年以来11年ぶりの減少に転じると推定しています。発表文を紹介します。
(編集係)

 (社)日本冷凍空調工業会ではこのほど,2008年までの世界各国のエアコン需要の推定結果をまとめましたのでご紹介します。 この推定は,工業会の空調グローバル委員会が毎年行っているもので,今回は2003年から2008年までの過去6カ年について主要な国ごとにまとめました。
ここでのエアコンは,住宅,ビル等に用いられるエアコンの合計で,ウインド型と小型のセパレート型を含めた「ルームエアコン」と,これ以外の「パッケージエアコン」に区分してまとめています。

T.概要

(1) エアコン全体
 2008年の世界のエアコン全体の需要は7,155万台で,前年より4.4%減少したと推定されます。 世界のエアコン需要はこれまで順調に伸びてきましたが,2008年に至りマイナスに転じました。
 2008年の需要を日本,中国,並びに欧州,北米などの地域に区分して見ると,最大の需要地は中国で2,316万台,前年比5.3%の減少でした。 中国の需要は世界全体の32.4%を占めることになります。 次いで北米が1,444万台,3.6%の減,第3位はアジア(日本・中国を除く)で938万台,0.5%の増,以下,日本が849万台,4.3%の増,欧州が614万台,24.5%の減,中東が420万台,5.6%の増と続きます。

(2) ルームエアコン
 2008年の世界のルームエアコンの需要は5,925万台,前年比4.1%の減少と推定されます。 最大の需要地は中国で2,110万台,前年より5.6%の減少であったとみられます。 次いで北米が836万台,0.1%の増, 第3位はアジア(日本・中国を除く)で806万台,0.4%の増, 以下,日本が775万台,4.9%の増,欧州が550万台,24.5%の減,中東が326万台,5.0%の増と続きます。

(3) パッケージエアコン
 2008年の世界のパッケージエアコンの需要は1,230万台,前年比5.6%の減少と推定されます。 最大の需要地は北米で608万台,8.3%の減少であったとみられます。 次いで中国が206万台,1.9%の減,第3位はアジア(日本・中国を除く)で132万台,1.2%の増,以下,中東が94万台,7.8%の増,日本が74万台,1.2%の減,欧州が65万台,24.6%の減と続きます。

U.各国のエアコン需要の推定結果

 世界のエアコンの需要の推計結果(2003年〜2008年)のエアコン合計を表1に,ルームエアコンを表2に,パッケージエアコンを表3に示します。

V.調査の対象と手法

(1) 製品の範囲と区分
 推定の対象にしたエアコンは,住宅・ビル等で使われるエアコンで,ユニットになったものを対象にし,ヒートポンプ式の冷暖房兼用のものを含んでいる。 ポータブル型エアコンおよび冷温水システムに用いるファンコイルユニットなどは除外した。
 「ルームエアコン」は,ウインド型エアコンと小型のセパレート型エアコンおよび家庭用マルチエアコンの合計とした。
 「パッケージエアコン」は,主として業務用で中・大型のセパレート型エアコンと,リモートコンデンサ型,シングルパッケージ型のエアコンおよびビル用マルチシステムの合計とした。 米国でいうユニタリーエアコン,ユニタリーヒートポンプはここに分類される。

(2) 調査の方法
 調査は,アンケート調査票を工業会の空調グローバル委員会参加会社に配布,回収,集計して需要推定値を求めた。

 

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