機関誌「冷凍と空調」 / 2005.7 (NO.530)
資料紹介
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温室効果ガスの排出状況

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経済産業省発表の温室効果ガスの排出量の種類別内訳は,次のとおり。

二酸化炭素(CO2
    2003年度の二酸化炭素排出量は12億5900万トンで前年度比0.9%増,1人あたり排出量は9.87トンで0.8%増であった。これは,1990年度と比べ排出量で12.2%,1人あたり排出量で8.7%の増加である。
   
  <各温室効果ガス排出量の推移>
 
  GWP 京都
議定書の
基準年
1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003
二酸化炭素
(CO2)排出
メタン
(CH4
一酸化二窒素
(N2O)
ハイドロフルオロ
カーボン類
(HFCs)
パーフルオロ
カーボン類
(PFCs)
六ふっ化硫黄
(SF6
1
21
310
HFC-134a:
1,300など
PFC-14:
6,500など
23,900
1,122.3
24.8
40.2
20.2
12.6
16.9
1,234.8
22.9
41.5
19.9
15.3
17.5
1,242.0
22.1
41.9
19.8
16.9
14.8
1,195.2
21.5
40.6
19.3
16.6
13.4
1,228.4
21.1
35.1
19.8
14.9
9.1
1,239.0
20.7
37.5
18.5
13.7
6.8
1,213.6
20.2
34.6
15.8
11.5
5.7
1,247.8
19.5
34.7
12.9
9.8
5.3
1,259.4
19.3
34.6
12.3
9.0
4.5
  1,237.0 1,351.8 1,357.5 1,306.6 1,328.4 1,336.2 1,301.4 1,330.0 1,339.1
   
   このうちエネルギー需給実績の確報値から試算したエネルギー起源の二酸化炭素の排出量は11.81億トンで前年度比1.7%増,1990年比では11.0%の増加となった。また,1人あたりの排出量は9.32トンで1.6%増,1990年度比で7.6%増であった。
   
  <二酸化炭素排出量の推移>
 
  1990 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2003
/1990
CO2排出量
(百万t-CO2
エネルギー起源CO2
排出量(百万t-CO2
エネルギー起源CO2
排出量(百万t-C)
1,122.3
1,064.2
290.4
1,234.8
1,157.8
316.0
1,242.0
1,167.2
318.6
1,195.2
1,111.2
303.3
1,228.4
1,141.1
311.4
1,239.0
1,162.8
317.3
1,213.6
1,126.2
307.4
1,247.8
1,161.2
316.9
1,259.4
1,181.3
322.4
12.2
11.0
11.0
1人あたりのCO2排出量
(t-CO2/人)
エネルギー起源1人あたり
CO2排出量(t-CO2/人)
エネルギー起源GDPあたり
CO2排出量(t-CO2/百万円)
9.08
8.67
2.27
9.81
9.27
2.31
9.84
9.32
2.32
9.45
8.85
2.22
9.70
9.07
2.27
9.76
9.22
2.26
9.53
8.92
2.21
9.79
9.18
2.26
9.87
9.32
2.26
8.7
7.6
▲ 0.7
人口
(万人)
実質GDP
(兆円)
12,274
467.9
12,491
501.7
12,526
504.2
12,557
499.5
12,586
502.3
12,607
514.8
12,628
509.1
12,648
513.2
12,669
523.1
3.2
11.8
   
   部門別にみると,二酸化炭素排出量の約4割を占める産業部門は二酸化炭素換算で4.78億トン,前年度比2.2%の増,1990年度比では0.3%の増加に止まっている。運輸部門は2.60億トンで0.7%の減少だが,1990年度比では19.8%の増加である。家庭部門は1.70億トンで2.1%増,1990年比31.4%の増加であった。業務その他部門は1.96億トンで前年比0.7%減となったが,1990年度比では36.1%の増加であった。
  なお,産業部門には,製造業(工場),農林水産業,鉱業及び建設業におけるエネルギー消費に伴う排出量を表し,第三次産業における排出量は含まれない。また,業務その他部門には,事務所,商業施設等,通常概念でいう業務に加え,中小製造業(工場)の一部や,一部の移動発生源が含まれる。
   
  <2003年度の二酸化炭素排出量の部門別内訳>
 
   
 
(注1) 内側の円は各部門の直接の排出量の割合(下段カッコ内の数字)を,また,外側の円は,電気事業者の発電に伴う排出量及び熱供給事業者の熱発生に伴う排出量を,電力消費量及び熱消費量に応じて最終需要部門に配分した後の割合(上段の数字)を,それぞれ示している。
(注2) 統計誤差,四捨五入等のため,排出量割合の合計は必ずしも100%にならないことがある。
(注3) 「その他」には燃料の漏出による排出,電気・熱配分時の誤差が含まれる。
   
メタン(CH4
   2003年度のメタン排出量は二酸化炭素換算で1930万トンであり,前年度比で1.2%,1990年度比で22.1%減少した。基準年からの大幅な減少は,石炭採掘に伴う排出量の減少が大きく寄与している。
   
一酸化二窒素(N2O)
   2003年度の一酸化二窒素(亜酸化窒素)の排出量は二酸化炭素換算で3460万トン,前年度比で0.2%の減少で,農用地の土壌からの排出量の減少の影響が大きい。また,1990年度比で13.9%の減少で,アジピン酸製造に伴う排出量の減少が大きく寄与している。
   
ハイドロフルオロカーボン類(HFCs),パーフルオロカーボン類(PFCs),六ふっ化硫黄(SF6
   2003年度のHFCs排出量は二酸化炭素換算で1230万トン,前年度比で4.7%,1995年の基準年比で39.2%の減少であった。HCFC-22の製造時の副生物による排出が引き続き減少している。
  PFCs排出量は900万トンで,前年度比8.3%,1995年度比28.2%の減少であった。洗浄剤・溶剤の使用に伴う排出が前年度に引き続き減少している。
  SF6の排出量は450万トンで前年度比15.3%,1995年度比73.6%の減少であった。電気絶縁ガス使用機器に係る排出量及びマグネシウムの製造に伴う排出量が減少している。
備考: 各温室効果ガスの排出量については,最新の知見をもとに活動量及び排出係数を修正したこと等に伴い,1990年度まで遡って再計算した。なお,排出量等の算定方法は,科学的知見や統計制度の充実並びに国際的な検討の動向により,今後とも必要に応じて改良していく必要がある。
   
  <2003年度のHFC等3ガス排出量の内訳>
 

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