機関誌「冷凍と空調」 / 2006.8 (NO.543)
法規メモ
back

 

next

表1 エアコンディショナーの新基準の骨子


対象範囲 エアコンディショナー(冷暖房の用に供するエアコンディショナーのうち直吹き形で壁掛け形のもの(冷房能力4.0kW以下のもののうち、家庭用のものに限る。)
区分,目標基準値 製造事業者等は,目標年度以降の各年度において国内向けに出荷するエアコンディショナーについて,次に掲げる区分ごとに出荷台数により加重調和平均した値が同表の右欄に掲げる目標数値を下回らないようにすること。
   
区分名
ユニットの形態
   冷房能力   
室内機の寸法
タイプ
目標基準値
(APF)
A
直吹き形で壁掛け形のもの(マルチタイプのもののうち室内機の運転を個別に制御するものを除く。)
  3.2kW以下  
寸法規定
5.8
B
寸法フリー
6.6
C
3.2kW超
4.0kW以下
寸法規定
4.9
D
寸法フリー
6.0
備考: 「室内機の寸法タイプ」とは,日本の標準的な木造住宅をモデルに, 室内機の横幅寸法800mm以下かつ高さ295mm以下の機種を寸法規定タイプとし,それ以外を 寸法フリータイプとする。
なお,室内機の寸法により区分を分けない場合,寸法フリータ イプの機種のみが市場に残される恐れがあり,住宅設備との不調和が危惧されることから, 区分することとする。
目標年度 2010年度
省エネ効果 2010年度において2005年度比で約22.4%の効率改善
    (注)現行の出荷台数及び区分ごとの構成に変化がないと仮定して試算したもの。


注1) 目標年度:エアコンは,一般的にモデルチェンジの際,エネルギー消費効率の大幅な向上が行われる。新製品の開発は,通常2〜3年程度で,目標年度までに少なくとも1〜2回のモデルチェンジの機会が必要であるとし,次期目標年度は基準設定から5年を経た時期の2010年度としている。
注2) 目標基準値:区分ごとにエネルギー消費効率の最も優れた値をトップランナー値とし,効率改善分を加味した値を基準値としている。区分については,冷房能力2.5kW以下と2.5kW超3.2kW以下のトップランナー値は同程度であるため,寸法規定タイプ,寸法フリータイプそれぞれにおいて統合したものとなっている。
注3) エネルギー消費効率の測定方法:エネルギー消費効率は,1998年にトップランナー基準の特定機器に指定された際にはCOP(Coefficient of Performance)で表していたが,今回の見直しでより実態に適した通年エネルギー消費効率(APF:Annual Performance Factor)が採用された。測定方法については,JISC9612:2005「ルームエアコンディショナ」に規定されている算出方法によるとなっている。

top