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冷凍空調機器の使用時排出係数等を見直し
―代替フロン使用時排出量調査結果より―
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○機器使用時の排出係数と推計方法の見直し
(1) 排出係数の見直し
HFCの排出量の推計に関し,当工業会は排出係数を提供していたが,今回の調査の結果,この排出係数の見直しを行った。これは,本来,冷媒の出荷量と機器の出荷データをもとにして積上げ方式により推計される初期充てん量や使用時排出量による「必要冷媒量」(以下,必要量)はバランスが取れていなければならないが,このバランスが崩れ,必要量と出荷量との差が多くなってきていたためで,これまではこの差分を不明分として扱ってきていた。
今回この差の是正のため排出係数を見直した結果,家庭用エアコンで従来の10倍,業務用では少ないものではGHPの1.1倍,輸送用冷凍冷蔵ユニットの1.7倍,チリングユニットの2倍,店舗用パッケージエアコンの3.3倍,ビル用パッケージエアコンの3.9倍などとなっているが,小型冷凍冷蔵機器類は100倍に,このうち業務用冷蔵庫においては200倍となっている。
<機器別新係数のまとめ>

(2) 推計方法の見直し
これまで排出量を推計する際,機器稼動時については微量の漏れであるスローリーク,メンテナンス時,故障時に細分化し,個別に算出していた。また算出の際にはメンテナンスの実施率,故障の発生率など,実績の正確の把握・推計が難しい不確定要素が用いられていた。
今回の調査により,これら不確定要素のすべてのデータの裏づけが容易でないことが判明したため,機器使用中のすべての排出を含む係数として一本化した。
@業務用冷凍空調機器の推計方法
業務用冷凍空調機器の機器稼動時の排出量の推計は,これまで機器通常稼動時(スローリーク),冷媒補充時(スローリークに対する補充時),冷媒回路からの排出を伴う故障・事故発生時とその修理時(以下,故障・事故発生時等)の3段階に分けて行っていたが,これを1段階にまとめ,ライフサイクル全体としては工場充てん時,設置現場冷媒充てん時,機器稼動時,使用済み機器処理時の4段階とした。また,スローリーク,スローリークに対する補充時,故障・事故発生時等の排出について,新たなサンプル調査から得た平均排出係数に置き換え,2007年10月よりフロン回収・破壊法により報告されている整備時の回収量を控除し推計することとした。
<業務用冷凍空調機器の新旧推計方法の対比>

A家庭用エアコンの推計方法
家庭用エアコンの機器稼動時の排出量は,これまでスローリークと冷媒回路からの排出を伴う故障・事故発生時とその修理時の2段階に分けていた。これを1段階にまとめ,ライフサイクル全体としては初期冷媒充てん時,機器稼動時,使用済み機器処理時の3段階とした。また,故障・事故発生時等の排出については,新たにサンプル調査から得た平均排出係数に置き換えることとした。
<家庭用エアコンの新旧推計方法の対比>

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