機関誌「冷凍と空調」 / 2009.11 (NO.582)
資料紹介
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CO2排出量,前年度比6.5%減
―温室効果ガス排出量とエネルギー需給実績―

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 2008年度(平成20年度)の温室効果ガス排出量とエネルギー需給実績(ともに速報)が,環境省と経済産業省からそれぞれ発表されました。それによると,温室効果ガスの総排出量は二酸化炭素換算で前年度比6.2%減の12億8600万トン,最終エネルギー消費は6.8%減の14,710 PJ(ペタジュール,10^15J)とともに減少しています。概要を紹介します。

(編集係)

1.概要

(1) 最終エネルギー消費
 経済産業省が発表した2008年度のエネルギー需給実績(速報)によると,2008年度の最終エネルギー消費は景気悪化による減少,特に産業部門の大幅な減少により前年度比で6.8%の減少し,14,710PJであった。これは1965年度以降最大の減少幅であるが,1990年度比では5.9%の増加である。
※1PJ=2.58原油換算万kL。14,710PJは原油換算で約3億8000万kL。

<最終エネルギー消費の推移>

 

(2) 温室効果ガス排出量
 環境省が発表した2008年度の温室効果ガス排出量(速報値)によると,2008年度の温室効果ガスの総排出量(各温室効果ガスの排出量に地球温暖化係数*を乗じ,それらを合算したもの)は,二酸化炭素(CO2)換算で12億8600万トン,前年度比6.2%減となった。減少した原因として,金融危機の影響により年度後半に景気が急激に後退し,産業部門をはじめとする各部門のエネルギー需要が減少したことなどがあげられている。

* 地球温暖化係数(GWP:Global Warming Potential):温室効果ガスの温室効果をもたらす程度を,二酸化炭素の当該程度に対する比で示した係数。数値は気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第2次評価報告書(1995)によるもの。

 京都議定書の規定による基準年(1990年度。ただし,HFCs,PFCs及びSF6については1995年)の総排出量は森林吸収対策や京都メカニズムを除いた場合0.6%減としているが,これと比べると1.9%の増加である。

<温室効果ガス総排出量の推移>

 


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