機関誌「冷凍と空調」 / 2006.3 (NO.538)
データ解説
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輸入,初の2000億円台に
―2005年の冷凍空調機器実績―

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 2005年の日本の冷凍空調機器実績がまとまりました。財務省の貿易統計によると,冷凍空調機器の輸出は4296億円で4.1%減,輸入は2087億円で22.4%増と6年連続の増加となり,初めて2000億円を超えました。また,経済産業省の機械統計によると,冷凍空調機器の生産額は1兆9486億円で前年比0.5%の増加,販売は2兆727億円で0.8%の減少となっています。貿易統計を中心に紹介します。
(編集係)


●概況

<輸出>
 財務省の貿易統計によると,2005年における日本の冷凍空調機器の輸出は全体で4296億円,前年比4.1%減と4年ぶりの減少となった。2005年の冷凍空調機器の生産は,1兆9486億円で,輸出比率は22.0%,前年比1.1ポイントの減少であった。
 輸出額の品目構成比を見ると,冷凍空調用圧縮機が1966億円で前年比4.9%の減少となり,構成比は45.8%となった。空気調和関連機器は1778億円,前年比5.8%減で構成比41.4%,冷凍冷蔵機器は552億円,前年比4.9%増で構成比12.8%であった。
 輸出額の地域別構成比を見ると,最大の仕向け先はヨーロッパで1773億円,前年比10.0%減で構成比は41.3%,前年比で2.6ポイントの減少となった。次いで東南アジアが1437億円,1.2%増で構成比は33.5%,前年比で1.8ポイントの増加であった。北アメリカ向けは736億円で0.4%の増加。大洋州は191億円で8.0%の減少,中近東は62億円で7.2%の増加…などとなっている。
 空調関連機器の輸出の中で部品を除いた製品は1118億円,全体の26.0%,また冷凍冷蔵機器の中の製品は365億円,全体の8.5%となる。この結果,圧縮機を除いた部品の輸出は847億円,全体の19.7%を占めることになる。

<輸入>

 一方,2005年の冷凍空調機器の輸入は,全体で2087億円,前年比22.4%の大幅増であった。
 品目別内訳では,冷凍空調用圧縮機が216億円で30.6%増,空調関連機器が1613億円で23.9%増,冷凍冷蔵機器が258億円で8.6%増となっている。
 主な輸入元としては,第1位〜第3位は昨年と変わらず,第1位中国,第2位タイ,第3位アメリカとなった。中国は1234億円で20.2%増,タイは500億円で43.3%増とともに大幅に増加したが,アメリカは91億円で2.8%減となっている。この3か国で全体の87.5%を占め,昨年より1.3ポイント上昇している。

<生産・出荷>

 経済産業省の機械統計による冷凍空調機器全体の生産は,1兆9486億円で前年比0.5%の増加である。
 これを製品分野別にみると,冷凍空調圧縮機は3898億円で2.3%減,空気調和関連機器は1兆3354億円で1.3%増となっている。冷凍冷蔵関連機器は2120億円で0.4%増であった。
 また,同じ機械統計からメーカー出荷ベースによる販売額を見ると,冷凍空調機器全体で2兆727億円で0.8%の減少となったが,2年連続で2兆円を超えた。
 製品分野別にみると,冷凍空調用圧縮機が3699億円で0.7%減,空気調和関連機器は1兆4919億円で0.3%増となっている。冷凍冷蔵関連機器は199億円で9.1%減であった。
 また,冷凍空調用冷却器は生産が11億円で9.1%増,販売が11億円で8.5%増であった。

<冷凍空調機器の輸出入の推移>


 

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