| 委員会報告 |
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(社)日本冷凍空調工業会ではこのほど,2007年までの世界各国のエアコン需要の推定結果をまとめましたのでご紹介します。この推定は,工業会の空調グローバル委員会(旧貿易委員会)が毎年まとめているもので,アジア,中東,欧州などの地域区分ごとの推定に加え,過去5ヵ年分については主要な国ごとにまとめました。
T.概要 (1) エアコン全体 2007年の世界のエアコン全体の需要は7492万台で,前年より4.4%増加したと推定されます。世界のエアコン需要は過去,高い伸びを続けていましたが,2007年はやや伸びが鈍化したとみられます。 過去5年ごとの推定結果を見ると,1990年の2193万台から1995年の3114万台,2000年の4187万台,2005年の6421万台と順調に伸び続け,2007年では1990年の3倍余りに達しています。 2007年の需要を日本,中国及び欧州,北米などの地域に区分して見ると,最大の需要地は中国で2459万台,前年比6.8%の増加でした。中国の需要は世界全体の33%を占めることになります。次いで北米が1593万台,3.6%の減,第3位はアジア(日本・中国を除く)で905万台,8.7%の増,日本が814万台,2.1%の減,欧州が773万台,16.3%の増と続きます。 ・エアコンの5年ごとの需要推定 (2) ルームエアコン 2007年の世界のルームエアコンの需要は6114万台,前年比5.3%の増加と推定されます。最大の需要地は中国で2249万台,6.6%の増加であったとみられます。次いで北米が835万台,3.6%の減,第3位はアジア(日本・中国を除く)で779万台,9.2%の増,日本が739万台,1.7%の減,欧州が693万台,17.3%増と続きます。 (3) パッケージエアコン 2007年の世界のパッケージエアコンの需要は1378万台,前年比0.3%の増加と推定されます。最大の需要地は北米で758万台,3.5%の減少であったとみられます。次いで中国が210万台,9.4%の増,第3位はアジア(日本・中国を除く)で127万台,5.6%の増,欧州が81万台,8.6%増,中東が78万台,4.5%増,日本が75万台,5.5%減と続きます。 U.各国のエアコン需要の推定結果 エアコンの需要推計結果(2002〜2007年)を表1〜表3に示します。 ・表1 エアコン(合計)の需要推定結果 ・表2 ルームエアコンの需要推定結果 ・表3 パッケージエアコンの需要推定結果 ・エアコンの世界需要推定(グラフ) V.調査の対象と手法 (1) 製品の範囲と区分 推定の対象にしたエアコンは,住宅・ビル等で使われるエアコンで,ユニットになったものを対象にし,ヒートポンプ式の冷暖房兼用のものを含んでいます。ポータブル型エアコンおよび冷温水システムに用いるファンコイルユニットなどは除外しました。 「ルームエアコン」は,ウインド型エアコンと小型のセパレート型エアコンおよび家庭用マルチエアコンの合計としました。 「パッケージエアコン」は,主として業務用で中・大型のセパレート型エアコンと,リモートコンデンサ型,シングルパッケージ型のエアコンおよびビル用マルチシステムの合計としました。米国でいうユニタリーエアコン,ユニタリーヒートポンプはここに分類されます。 (2) 調査の手法 調査は,工業会の空調グローバル委員会参加会社を通じて(1)の区分をしたアンケート調査票を対象国の販社,代理店等に配布,回収,集計して需要推定値を求めました。 対象国で工業会が需要統計を公表しているものは参考にしましたが,必ずしも公表値そのものを用いることはせず,前記アンケート結果を優先しました。 (3) 調査地域 従来,日本以外はアジア,中東,欧州などの地域区分ごとにまとめた調査をしましたが,エアコンとして一定規模以上の需要が見込める国をリストアップして調査しました。 |