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建築物省エネ法におけるヒートポンプ式温水床暖房の性能算定方
(低出力モード:床温セーブ機能)について

低出力モード(低温セーブ機能)運転の設置イメージ

 

エネルギー消費性能計算プログラム(住宅版)におけるヒートポンプ式温水床暖房機(以下、電気ヒートポンプ温水暖房機という)の低出力モード(床温セーブ機能)の性能算定にあたり、下記の情報を提供します。

 

【用語の説明】

低出力モード:

床暖房とエアコンを併用運転することにより、省エネを目指した運転です。
エネルギー消費性能計算プログラム(住宅版)に「低出力モード」が追加されました。

床温セーブ機能:

電気ヒートポンプ温水暖房機において、低出力モードに対応した機器が持っている機能の名称です。

※ここでは、低出力モードと床温セーブ機能は同じことを示します。

①低出力モード(床温セーブ機能)の電気ヒートポンプ温水暖房機を評価入力する方法(エネルギー消費性能計算プログラム Ver.3.8.0以降)

(1)低出力モード(床温セーブ機能)を「評価する」場合
電気ヒートポンプ温水暖房機のうち、低出力モード(床温セーブ機能)に対応した機種については、エネルギー消費性能計算プログラムにおいて「低出力モード」の入力項目で「評価する」を選択して計算することができます。

※該当機種形式一覧については、一般社団法人 住宅性能評価・表示協会の以下URLからご参照ください。

https://shoenekikiportal.hyoukakyoukai.or.jp/#/house/links/organizations/1052

 

電気ヒートポンプ温水暖房機の規格については、日冷工のホームページより以下JRA規格をご参照ください。
◆JRA 4071:2025 ヒートポンプ式温水暖房機

 

(2)低出力モード(床温セーブ機能)を「評価しない、または低出力モード(床温セーブ機能)でない」場合
上記(1)以外の機種については、エネルギー消費性能計算プログラムにおいて「評価しない」を選択し、計算してください。

②床温セーブ機能のご紹介

「床温セーブ機能」は、床暖房とエアコンを併用運転(低出力モード)することにより、省エネを目指した運転機能です。
お部屋の空気はエアコンで温め、床暖房は床表面を温めるために能力を抑えて運転します。

 

注)エアコンとの通信連動を行っていない製品は、床温セーブ機能(低出力モード)運転を行うと共に、エアコンの暖房運転を行ってください。床温セーブ機能(低出力モード)では、床暖房の温水温度を低めに運転しますので、床表面温度が低く感じる場合があります。

注)ご使用の環境によっては通常運転時より消費電力が増える可能性があります。

注)床温セーブ機能(低出力モード)運転から通常運転への切替は、リモコンのボタンを長押ししたりメニューから設定変更する必要があります。お使いのメーカーによって方法が異なりますので、各社のホームページや取扱説明書をご覧ください。

注)エアコンとの通信連動が可能なヒートポンプ式温水床暖房機器については、エアコンの暖房運転をしながら床暖房運転を行いますので、床温セーブ機能(低出力モード)の機器とは運転が異なります。WEBプログラムにおいては、「ルームエアコンディショナー付温水床暖房機」として選択いただけます。

床温セーブ機能(低出力モード)のあるヒートポンプ式温水床暖房を設置いただくと、エネルギー消費計算プログラム(Webプログラム)の計算時に “低出力モード” を選択いただけます。

条件によっては選択いただけない場合がありますので、「住宅に関する省エネルギー基準に準拠した省エネプログラム」入力ガイドのタイトル“暖房設備機器または放熱器の種類”又は“低出力モード(温水暖房用熱源機)”でご確認ください。

https://house.lowenergy.jp/dictionary/heating#hs_onsuiyuka_low_power