2026 年 新年賀詞交歓会 澤井会長 年頭所感

印刷

No.709 2026年1月

2026年1月9日(金)、品川御殿山マリオットホテルにて当工業会の賀詞交歓会が開催されました。以下に会長挨拶を掲載いたします。


皆様、新年あけましておめでとうございます。ただいまご紹介いただきました、日本冷凍空調工業会 会長の澤井でございます。



写真1:澤井会長

令和八年、新春を迎えるにあたり、一言ご挨拶申し上げます。本日は、公務ご多忙のところ、経済産業省の須賀課長様はじめ、関係団体、会員企業、アカデミアの皆様、多くの方々にご臨席をたまわり、まことにありがとうございます。また日頃より、当会の活動に対し多大なご支援ご協力をいただき、厚く御礼を申し上げます。

去年もお話ししたかどうか定かではありませんが、新年のご挨拶の際には、少しプライベートな話もさせていただいております。
私は毎年、箱根駅伝を楽しみに見ておりまして、実は娘が青山学院大学の出身ということもあり、長年応援してまいりました。今年もご覧になった方がいらっしゃるか分かりませんが、1区の走者は16位でのスタートとなりました。

今年は、正直もう難しいのではないかと思っておりましたが、ふたを開けて最後まで見てみますと、見事にトップになっているんですね。

改めて感じましたのは、1区を見ただけで「もうだめだ」と思った自分が、少し恥ずかしくなりました。選手の皆さんは最後まで決して諦めることなく、チーム一丸となって、見事に優勝を勝ち取ったんですね。

なんかこう、チームワークの大切さと、勝つということへの強い思いというものが大変重要だなということを、改めて私自身、実感した次第でございます。少々余談となり、失礼しました。


2026年の世界経済は、インフレが少し落ち着いたかと思います。また各国の政策、様々違いますが、金利がピークアウト気味のところもあるかと思います。緩やかながら成長基調を維持するとの見通しが示されています。一方で、お正月から様々なニュースが飛び交い、皆さんも驚いたと思うのですが、米中問題は当然ながら、台湾に端を発した日中の問題、ベネズエラの問題、そして昨日一昨日ですかね、アメリカが66の国際機関から脱退、離脱というか、驚くことばかりがバンバンとでました。

そういった地政学リスクもありますし、サプライチェーン再編などの不確実性が依然として高い状況です。そのなかで冷凍空調産業は、エネルギー効率脱炭素を同時に実現するキーテクノロジーとして、より一層の役割を期待されています。

昨年開催されたCOP30では脱化石燃料への合意がなされませんでしたが、2050年カーボンニュートラル実現を控え、冷凍空調機器の省エネ化、暖房給湯機器のヒートポンプ化等によるGHG排出削減など当業界への期待は一層、高まりを見せていくと思われます。日本を含む世界中で建築物のホールライフカーボン削減に関する議論も活発に行われています。また、キガリ改正への対応において冷媒規制が強化される中、冷媒転換、再生冷媒の活用は引き続き当業界にとって重要な課題でございます。

一方、国内に目を転じますと、2026年はカーボンニュートラル実現に向けた重要な年となります。国内外含めてですが、生成AIの発展、それによるデータセンターの急増、結果、エネルギー需要の高まりが目の前にございます。

電力・建築・産業部門の省エネと電化が加速するなか、高効率機器の普及、自然冷媒・低GWP冷媒の導入に加え、冷媒の回収・再生・破壊を含むライフサイクル全体でのCO₂削減が、これまで以上に強く問われる一年になると認識しております。

私ども日本冷凍空調工業会は、世界に誇る省エネ技術、環境技術をもって社会課題解決と持続可能な発展に貢献することを事業目的の軸に据えています。会員企業の皆様方が環境課題に果敢に立ち向い、エネルギー効率の高い、省資源型の製品を市場に投入し、導入していることは誇れることではないかなと思います。ここにさらに磨きをかけていきたいと思います。

今年は、午年(うまどし)でございます。先見性”であったり“スピード”が問われる年とも言われます。技術、制度、ビジネスモデルの変化が加速する2026年において、当工業会は、的確な情報発信と、会員各社およびアカデミアの皆様、政府・関係省庁の皆様を含む、官民連携での対話、そしてそういう場づくりを通じて、業界全体で学び合い、高め合うプラットフォーム、としての役割を邁進してまいりたいと思います。

さて、来る1月27日~1月30日、HVAC&R JAPAN 2026を東京ビッグサイトにて開催します。本展示会は1956年に「国際冷凍機器展」として幕を開け、以来、国内唯一の冷凍空調産業界の展示会として70年の歴史を誇るまでとなりました。ひとえに皆様方のご理解ご支援のもとと御礼申し上げます。今回は「HVAC&Rには未来の答えがある」をテーマに冷凍空調業界の最新の技術や製品、サービスを展示し、皆様のご来場をお待ちいたしております。是非、お越しください。

最後に、皆様方のご発展とご健康を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。


以上

Topへ戻る