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50歳を過ぎてからの海外駐在、新車の大半はEV化「私の海外駐在記~中国(前編)」日本キヤリア 田熊
No.710 2026年3月
久しぶりの海外駐在記です。今回は日本キヤリア株式会社 田熊さんの中国(広東)駐在記をお届けします。

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1.50歳を過ぎてからの中国への赴任、発展著しい中国
2019年6月~2025年5月までちょうど6年間、私は中国企業との合弁会社の副総経理として広東省佛山市順徳区に51歳の時に赴任しました。空調機器(家庭用エアコン、業務用エアコン)や空調用圧縮機の製造をメインに行っている会社での勤務です。日本人ひとりでの駐在ということもあり、前任者と同じくいろいろな面で便利な広州市に住むことになりました。6年間という比較的長い中国生活だったということもあり、6年間の日常生活の変化や日本との文化の違いなど、発展が著しい中国についてご紹介したいと思います。
2.広東省広州市、ほぼ亜熱帯のあっつい都市
広州市は、香港から約150㎞程度に位置する亜熱帯と熱帯の中間くらいの非常に温暖(言い方を変えるとくそ暑い)な地域です。冬の一番寒い時期でも10℃を下回ることはあまりなく、寒い期間も非常に短いです。
その反面、私が赴任した6月でさえ日中は汗ばむほどで夏のピーク時には40℃近くなる日もあり、湿度も非常に高いです。油断しているとタンスの中のスーツにカビが生えます。
人口は約1,000万人程度。但しこれは広州市戸籍所有者人口とのことで、常住人口は約1,900万人程度と言われています。日本人居住者は以前と比較して減少しており、現在では約7,000人程度。上海、北京、蘇州、大連などと共に日本人が多い都市の一つです。
私の住居は広州市天河区、地下鉄の珠江新城駅の近くで広州タワーも近く非常に賑やかな場所です。近くに日本食のレストランやイオンなどのスーパーもあり、日本人を含む外国人が多く住んでいる地域です。
勤務先の佛山市順徳区までは高速道路を利用し約40分程度です。帰りはほぼ毎日渋滞(雨の日は酷い)で1時間~1時間半程度はかかります。夕立ち(夏場はほぼ毎日スコール)の日は渋滞が最悪です。
写真1:広州市内

写真2:広州タワー
ここからは中国で感じたこと、6年間の中国駐在期間中の中国での変化などについてお話させていただきます。
3.電子マネーの普及率の高さに驚き
中国に赴任して最初に困ったことは現金がほとんど使えないこと。スーパー、コンビニ、飲食店、タクシーなどほとんどの施設で現金が使えない(使えますが、おつりはないですがいいですか?などの返答)場合が多いです。
皆さんも聞いたことがあるかもしれませんが、電子マネーはWeChatペイとアリペイの2種類。支払いのために銀行口座に紐づけをするため、中国での銀行口座が開設できるまでの約1ヶ月は現金のみでの生活。しかもホテル以外の施設ではVISAカードなども使用できないです。中国のUnion Payカードのみ使用可能。これが赴任後の最初の修行になりました。
4.エンジン車から急速にEV化へ、国内販売数は日本の約7倍
日本でもニュースになっていますが、中国における車の電動化は恐ろしい勢いで進んでいます。私が赴任した2019年当時、街中の車は日本車とメルセデス、BMW、アウディ、ポルシェなどのガソリン車が殆ど。国が補助金を出していることもあり、中国メーカのEV車普及は半端ではありません。新車の半数近くがEV車ではないか?くらいの勢いです。ナンバープレートが緑(エンジン車は青)なのですぐにわかります。日本は充電施設があまりありませんが、中国では街の至るところにあります。日本メーカのシェア(ドイツ車やテスラも同様)が年々低下しており心配な状況です。ちなみに2025年度の中国の国内自動車販売台数は約3,440万台で日本の約7倍です。
5.公共交通機関がとても安い
日本との違いを感じたことの一つに公共交通機関の運賃が安いことです。広州は比較的物価が高く、日用品や食料品などは日本とあまり値段が変わりませんが、バス、地下鉄は初乗り2元(現在のレートで約44円)です。
タクシーは初乗り12元(現在のレートで約264円)で気軽に使えます。但し、行先をうまく伝えないと全然違う場所に連れていかれる、遠回りされたこともしばしば。少し慣れた頃には携帯の画面で行先を運転手さんに伝えていました。

写真3:バス・地下鉄カード
とても興味深いお話ですね~。後半は中国の日常生活を掘り下げていきます。お楽しみに!
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以上





























