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冷媒の回収

冷媒の種類と充てん量

 

冷媒の種類は、R12、R500、R502、R22、R134a、R404Aなど多種多様になります。充てん量は、機械および架装状況によっても異なりますが、1~10Kg程度(軽自動車~大型車)が充てんされます。

冷媒回収の際の留意点

 

フロン回収破壊法の遵守

 

輸送用冷凍ユニットはフロン回収破壊法の第一種特定製品です。フロン回収破壊法の第一種特定製品は、適正に回収および処理をしなければなりません。修理(平成19年10月度より)や廃車時に冷媒回収作業を行う場合は、第一種フロン類回収業者登録をしたものでないと回収作業が出来ません。

 

第一種フロン類回収業者登録を行う場合は、その業務を行おうとする区域を管轄する都道府県知事の登録を受けなければなりません。登録を申請する場合は、技術的知識を有していないといけません。相当する資格は、RRC(冷媒回収推進・技術センター)が認定した冷媒回収技術者や自動車電気装置整備士(ただし、平成20年3月以降の国土交通省検定登録試験により当該資格を取得した者、または平成20年3月以前に当該資格を取得し、各県電装品整備商工組合が主催するフロン回収に関する講習会を受講した者に限る)などいくつかあります。

 

また、フロンの回収を他のものへ依頼する場合は、冷凍機メーカー関連SSや都道府県環境生活部などへお問い合わせください。

 

冷凍機メーカー関連SSについては、以下参照ください。

 

サーモキング製品
インガソール・ランド株式会社
サーモキング事業部 サービス部
TEL:03-6910-6605
デンソー製品
株式会社デンソー
サービス部 お客様相談
TEL:0566-25-5511
東光冷熱(コールドスター)製品
株式会社東光冷熱エンジニアリング TEL:046-245-1734
東プレ製品
トプレック株式会社
サービス部
TEL:03-3523-2011
日本フルハーフ製品
日本フルハーフ株式会社
サービス部
TEL:046-285-2116
三菱重工製品
菱重コールドチェーン株式会社
サービス本部 整備部 サービス技術グループ
TEL:0463-90-5500

 

フロン回収作業について

 

輸送用冷凍ユニットの冷媒回収は、軽自動車用メインエンジン方式冷凍機から大型トラック用サブエンジン方式冷凍機と多種多様な冷凍機を採用しており、さらには冷媒の種類および冷媒充てん量が多様なため、それぞれの仕様に合わせて適切な冷媒回収装置の選定が必要となります。

 

以下に輸送用冷凍ユニットの冷媒回収の注意事項を示します。

 

(1)エンジンが動く状態であれば、冷凍機をしばらく運転してから冷媒回収を行うと回収率が上がります。
(2)冷凍機の冷媒回収は、機種により数種類の冷媒が使用されており、回収装置との整合可否の確認を行ってください。
(3)前回と異なる冷媒を回収する場合は、回収装置を真空引きなどで残留冷媒を抽出してから実施してください。
(4)冷凍機油の量によっては、なかなか真空域まで下げるのに時間がかかります。真空域まで回収したらいったん回収装置を停止し、しばらく時間をおいて圧力の上昇具合を見て再度回収運転を行います。
(5)カーエアコンに比較して冷媒充てん量がMAX10倍と多いため、回収装置として圧縮方式が良いと思われます。

冷媒回収作業の基本手順

冷媒回収作業の基本手順

※輸送用冷凍ユニットと冷媒回収機の接続例を以下に示します。

輸送用冷凍ユニットと冷媒回収機の接続例

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