第12回通常総会 来賓挨拶 経済産業省 産業機械課課長 安田氏よりご挨拶

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No.691 2023年6月

2023年6月2日、東京マリオットホテルにおいて、第12回通常総会を開催しました。来賓の経済産業省 産業機械課長 安田氏よりご挨拶を賜りましたので、ご紹介いたします。


■第12回通常総会はこちらから


ただいまご紹介にあずかりました、経済産業省産業機械課の安田と申します。本日は、日本冷凍空調工業会総会後にお招きいただき、誠にありがとうございます。開催にあたり一言お祝いのご挨拶させていただきます。




写真1:経済産業省 製造産業局 産業機械課長 安田氏


まず鈴木前会長には、コロナ禍の中、会員活動をひっぱっていただいて、誠にありがとうございました。改めて御礼を申し上げたいと思います。

そして、先ほどの総会で尋木新会長以下、新しい幹部の方の選出が無事に終わったと伺っております。ぜひ今年から新体制のもと経済産業省とも連携させていただきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

さて、日本の経済の状況から始めさせていただきます。足元の状況としては、国内投資が徐々に戻りつつあり、また力強い賃上げという動きもでてきており、ある意味日本経済が前向きな変化の兆しがあると感じております。

経済産業省としましては、この変革の兆しをチャンスととらえまして、政策を動員させていただいて、生産性向上、あるいは消費の拡大につなげて、日本経済をさらに活性化していきたいと考えております。

そうした状況の中、空調業界においては、特には業務用の空調機器、あるいは産業用のヒートポンプ、家庭用のヒートポンプの、のびが非常にあると伺っております。

国内、海外の省エネ、カーボンニュートラルの流れを受けまして、こうした空調機器の期待が大きく高まってきています。

そうした中で、我々は日冷工殿が掲げておりますS+3Eの原則、すなわち安全性、経済性、省エネ性と環境、この4つを、きちっとバランスをとっていく進めていくことが、非常に重大であると考えます。

そうゆう意味では、特に欧州で進みつつあるFガスの規制、PFASの規制、この二つの規制については待ったなしの状況に迫ってきています。

Fガスの規制については、是非皆様方の活動と連携させていただきながら、いま最終局面にきつつありますが、なんとかFガスの規制をS+3Eのバランスがとれたものになるように働きかけしていきたいと考えます。

そしてPFASについてはこれから本格的な技術的な議論が始まります。パブコメも日冷工さんから出していただく予定ではございますが、是非PFASについても、S+3Eこれを実現したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

また空調機器をめぐる状況については、会長のご挨拶にもありましたが、特にGXが重要になってきています。トップランナー基準で今までひっぱってきていると思いますし、カーボンニュートラルに向けた新しい開発というのも進んできていると考えています。

それに加えてDXがせまってきています。IoT、AIを活用した最新の機器のニーズが高いと考えています。

そうした動きを是非、来年の2月に開催されますHVAC&Rで皆様の最新のソリューションが展示をされると期待しておりまして、コロナも5類に引き下がったことで、国内外の多くの方が来場されると思います。

是非、国内外にそうした最新の製品サービスとソリューションを発信いただければ大変幸いでございます。

そして、そこでひとつお願いと御礼がございます。

賀詞交歓会の場でお願いさせていただきましたが、三陸常磐の水産物を是非消費拡大していだきたいと、ネットワークの周知をさせていただきましたが、日冷工の会員企業様にかなり多数の方々に賛同いただき、ネットワークにご賛同いただいています。改めてこの場を借りまして御礼申し上げます。ひきつづきこのネットワークにご協力いただきますと大変幸いでございます。

お願いですが、今日雨が降っている状況でございますが、これから夏を迎えますと、本格的にいろいろな災害が起こる可能性がございます。

万一災害がおこりますと、暑い状況ですと、皆様方の空調機器に対する要請がくる可能性あります。

ぜひ在庫の確認であるとか、我々との連携をお願いします。この災害対応をぬかりなく進めていくためにご協力をお願いすることもあると思います。是非よろしくお願いします。

結びになりますが、日本冷凍空調工業会及び会員企業の皆様の益々のご発展と、本日ご列席の皆様のご多幸を祈念して、私からのお祝いのご挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。


以上

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