来賓挨拶 経産省産業機械課玉井課長

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No.670 2020年7月

2020年6月24日、東京港区 機械振興会館において、第9回通常総会を開催しました。今回は新型コロナウイルスの影響を受け、総会への参加人数を限定し開催いたしました。来賓の経済産業省 産業機械課 玉井課長よりご挨拶を賜りましたので、ご紹介いたします。




写真1:経済産業省産業機械課
玉井課長


賀詞交歓会以来半年ぶりにご挨拶申し上げます。

高木会長におかれては、この2年間、業界発展にご尽力いただき、この場を借りて感謝申し上げたい。これまでに、冷媒規制への対応や公立小中学校施設への空調設備の設置など様々な場面で、多大なご尽力いただきました。

また、西崎新会長におかれても、強いリーダーシップを持って、引き続き業界を牽引いただきたいと考えております。

2020年1月-3月期は、新型コロナウイルス感染症による影響で、日米欧など世界経済はマイナス成長でした。国内においても、特に自動車等への影響が懸念されるところです。

新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波についても予想される中、多くの企業が業績見通しを出せない状況が散見されます。

海外への人の移動制限については、駐在員の赴任などでお困りのことと思います。渡航についての緩和は、まず、4ヶ国(タイ、ベトナム、ニュージーランド、オーストラリア)から検討が進んでいく予定です。業界におかれましては個別課題などございましたら是非共有いただけると幸いです。
 
グローバルな観点からは、米中の対立があるものと認識しております。
米国は4月、5月に新たな輸出管理策を発出し、また米国内での基幹電力系統関連設備に関する取引についての規制策定の大統領指示や、米国の通商232条調査として電磁鋼板、変圧器、クレーンなどの調査を実施しています。
今後とも注視してくことが必要と認識しております。

一方、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い判明したようなサプライチェーンの脆弱性への対応といたしまして、国内に生産拠点を移す、拡充する等の国内立地補助について、2200億円の補正予算をご用意し、7月22日の締め切りとなっています。また、海外立地補助については、今後2次募集なども予想されているところ、是非ご活用頂ければと思います。

またキガリ改正への対応も引き続き重要だと認識しております。
新冷媒の開発も含め、今後とも産学官で推進して参りたいと思います。

足元では、カリフォルニア州の冷媒規制問題についても貴工業会に対応いただいているところです。

ポストコロナ、with コロナで、デジタルトランスフォーメーション(DX)やグリーン(環境配慮、環境規制)への取組が今後世界中で加速していくものと見られます。空気、空間をどうマネージしていくか、貴工業会会員のソリューションに期待しております。

貴工業会の役割や貢献できる分野が益々広がってきており、今後もよろしく対応いただきたいと思います。

経済産業省としても貴工業会の取組を今後ともしっかりと後押しして参ります。



以上

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