2022年新年賀詞交歓会 会長より年頭のご挨拶

印刷

No.681 2022年1月

2021年賀詞交歓会はCOVID-19の感染拡大防止の観点から見送られましたが、1月7日(金)に、2年ぶりに2022年賀詞交歓会が行われましたので、当工業会会長の西崎太真より新年の挨拶を申し上げます。


新年あけましておめでとうございます。年頭にあたり謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
本日はご多用のところ、経済産業省はじめ関連省庁ならびに関連団体の皆様、そして会員企業よりご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。旧年中は皆様方より当工業会に対し、格別なるご支援を賜り、心より厚く御礼申し上げます。


西崎会長


昨年も、COVID-19の感染拡大で深刻な状況が続く大変厳しい年でした。犠牲になられた方々には、心よりご冥福をお祈り申し上げます。また世界は、米中対立など深刻な情勢は予断を許さない状況であり、今年も引き続きその動向を注視していかなければならないと思います。

さて当工業会は、今年も「環境問題への適切な対応」「規格・基準への対応」「安全性ㇸの取組」「規制緩和の推進と新たな技術への対応」「国際活動の推進」等の主要テーマを中心に、業界が直面する課題に引き続き取組んでまいります。

まず「環境問題への適切な対応」については、当工業会では従来から最重要課題として取組んできましたが、地球温暖化は一層深刻になってきています。我が国では「2050年カーボンニュートラル」が掲げられ「2030年に温室効果ガスを2013年度対比で46%削減する」といった高い目標が設定されました。世界各国でも次々と非常に高い目標が打ち出されており、世界的に脱炭素へ向けた動きが加速しています。このような状況のもと、当工業会では温室効果ガスのさらなる排出削減に向けて、従来の冷媒に代わる次世代冷媒を採用した機器の開発と検証を行いつつ、それらのリスク評価の実施、安全確保のための規格やガイドラインの制定等に引き続き取組んでと同時に、省エネルギー政策への対応にも取組んでまいります。

また「国際活動の推進」では、COVID-19の影響で海外への渡航が厳しく制限される中、国際会議、ICARHMAへのリモート参加、当工業会主催の日中韓3か国会合のリモート開催など世界各国の工業会との連携と闊達な議論を絶やすことのないよう取組んでまいりました。今後脱炭素に向けた世界的な流れの中で、次世代冷媒の開発や導入に関して、日本の動向に対する諸外国からの注目度はますます高くなっていくものと思います。関係する皆様には、引き続き当工業会の活動へのご支援・ご協力をお願い申し上げます。

更に本年2月1日から当工業会主催の展示会 HVAC&R JAPAN 2022を東京ビッグサイトにて開催致します。今回は「HVAC&Rには未来の答えがある」をメインテーマとして、業界の最新・最先端の技術情報を提供してまいります。またより多くの皆さまにご参加いただけるようオンラインでも併催しますので国内、海外に積極的に情報発信していく場としてご活用いただければと考えます。前回のHVAC&R JAPANは、COVID-19の感染拡大により中止致しましたので、今回はじつに4年ぶりの開催となります。ぜひご期待いただきたいと思います。

私事になりますが、当工業会の会長を拝命して2回目の新年を迎えました。その間はCOVID-19への対応に追われ続けましたが、今後とも微力ながら社会の課題解決、冷凍・空調業界の発展・向上と競争力強化に尽力してまいりたいと思います。

最後になりましたが、本年も皆様方のなお一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い致します。本年こそは健康、安全で明るい年になること、そして皆様の益々のご発展、ご健勝を祈念して、私からの新年のご挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。              


以上
Topへ戻る