第11回通常総会 西崎会長退任挨拶

印刷

No.684 2022年6月

2022年6月3日、東京マリオットホテルにおいて、第11回通常総会を開催しました。西崎会長の退任挨拶を紹介いたします。

■第11回通常総会はこちらから


前任のパナソニック高木様より会長を引継いでから、はや2年が経ち、先ほど別室にて執り行われた臨時理事会にて三菱電機、鈴木様へ会長の引継ぎも無事に終わりましたので、退任にあたりひと言ご挨拶を申し上げます。



写真1:西崎旧会長



私が会長を務めさせて頂いたこの2年間は、まさに新型コロナウィルスに翻弄された2年間でした。2年前は人数を最小限におさえた形での通常総会となり、着任の挨拶もビデオメッセージでお伝えさせて頂きました。また楽しみにしていた海外の工業会の方々との交流もすべてリモート形式で画面越しの面会となり、一度も対面で親睦を図ることはできませんでした。

そんな中、今年2月のHVAC&R JAPAN2022については感染者が再び急増する中、開催の是非をめぐって会員の皆様のご意見も賛否両論あり、大変難しい判断となりましたが、最終的に開催を決断いたしました。その背景としては、2回連続の開催中止で会員企業様からの信頼を損なうことを避けたかったことや、展示会委員会はじめ多くのスタッフが安全に開催するための方法を検討してきた苦労を無駄にしたくなかったこと、そして何より迷ったら行動を起こすほうを選ぶという私の信念に基づくものでした。

もちろん、もし会場でクラスターが発生したらという不安はありました。レベルは全く違いますが、東京オリンピック開催を決断した菅前総理の心境を全く他人事とは思えませんでした。
結果論にはなりますが感染クラスターを起こすこともなく展示会は無事終了し、ITを活用した新たな取り組みも、今後の展示会の在り方に対する貴重な経験となったと考えています。

また開催に際して経済産業省の皆様のご参加や、小池都知事から頂いたビデオメッセージなども大変励みになりました。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
 
今回私は日冷工会長を退任いたしますが、一昨年発表された国内のカーボンニュートラルの実現に向けて、本工業会の果たすべき役割は大きく、今後益々工業会の活動が発展していくことを念じてやみません。

最後になりましたが、経済産業省をはじめ、ご臨席の皆様、会員ならびにご家族の皆様の益々のご健勝とご発展を心より祈念し、退任の挨拶とさせていただきます。
2年間大変お世話になり、本当にありがとうございました。


以上

Topへ戻る